【和道】実は危険な家庭像と理想の組織像

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みなさん、こんにち和。
西野です。

これは組織あるあるですが、

よく居酒屋とかでも、
上司や上層部を仮想敵にして、
同僚同士で愚痴を言い合い、

「自分たちの派閥を作る」

ということが行われます。

彼らは上司を敵に回して、

「俺たちは間違っていない!」
「あいつがおかしいんだ!」

と傷の舐め合いっこをしては満足をして徒党を組み、
組織内に分裂を起こしていきます。

そうして、場(会社)全体のエネルギーを下げて、
足を引っ張っていくのです。

で、これはコミュニティとかでも
本当によくあることなのです。

例えば、コミュニティに参加している人同士で、
傷を舐め合い、色んな人たちを囲っていって自分の味方を増やしていく。

そして、コミュニティリーダーを敵にして反乱を起こし、
場を乱してエネルギーを下げたり。

そういうことが、よく行われるのです。

ただ、ここで大事なのは、

「どこに基準を合わせるか?」

なのです。

例えば、もし同僚の間で愚痴が出た時には、
そこで賛同して自分も取り込まれるのではなく、

「こんな意見がありました」

すぐ上に報告をする

そうやって、常にみんなが上に標準を合わせることで、
魔に場をかき乱されることなく、組織を統率して
みんなで一致団結していくことができます。

こういう話をすると、

「それって、チクリみたいで嫌です」

という意見があるのですが、
それはチクリでもなんでもありません。

ここで大切なのは、

「何を守りたいのか?」

ということ。

例えば、チクるみたいで嫌だというのは、
その人との関係性だったり、自分の保身ですよね。

ですが、細かく上に報告するというのは、
その「場全体を守るため」なのです。

自分を守りたいのか?
その人との関係性を守りたいのか?
それとも、組織全体を守りたいのか?

ということなのです。

だからこそ、組織やコミュニティにおいては、

「常に高いところへ基準を合わせる」

ということが非常に大事なのです。

 

例えばつい先日も、
ボクも関わっているあるコミュニティで、

「自分たち(コミュニティ)がズレているのか?
それとも、主催者がズレているのか?」

というテーマが上がったそうです。

ですが、そもそもで、
そのテーマを上げること自体がズレているのです。

なぜなら、自分たち(コミュニティ)がズレているかどうか?

を判断したいのであれば、
その主催者の名前を出す必要はないからです。

ここで主催者の名前を出すという時点で、
そのテーマを出した人は、その主催者を仮想敵にして、
他のみんなを自分の味方につけようとしているのが丸見えなのです。

その時点で、すでに大きくズレているのです。

その結果、話し合いの場は荒れてしまったそうです。

それはそうですよね。

そもそも、そのテーマ自体が、
全体の場のエネルギーを下げるものだからです。

その後、当事者たちに詳しく話を聞いてみると、
どうやら、その主催者に間違っていると指摘されるのが怖くて、
自分の意見をみんなに後押し(共感)して欲しかったそうです。

もうこの時点で、みんなを取り囲んで、
徒党を組もうとしているのです。

もちろん、本人に悪気があったわけではなく、
わざと徒党を組もうとしていたわけでもありません。

ただ、彼は自分が指摘されるのを恐れて、
無意識に主催者を敵に回して、
自分の保身に走ってしまっただけなのです。

ただこれは、少しでも自分の中に、

“これだけやっているから”
“今のこの場は自分の力だ”
“俺は間違っていないんだ”

という慢心があるからそうなってしまうのです。

とにかく大事なのは、
常に「上に基準を合わせていく」ということ。

同じ立場同士で傷を舐め合い、
味方を取り囲んでいくのではなく、

少しでもおかしいな?ズレているかな?と思ったら、
すぐに上に報告をして確認していくこと。

これが組織において非常に大切なことなのです。

もし、上司に対して何か不満を感じたり、
自分の勝手な思い込みで心にゴミが溜まった時には、
大きくなる前にすぐに確認すること。

そして大抵の場合、それは勝手な思い込みで、
相手の真意を汲み取れていないだけなのです。

なので、組織やコミュニティに参加していて、
そのコミュニティを守りたいとしたら、
常にみんなで「上に基準を合わせていく」ことが大切です。

もし、上の人がズレているかも?と思ったとしたら、
自分と同じ立場の人同士で話し合うのではなく、
すぐに本人に直接、真意を伺うこと。

そして、心に溜まったゴミは、
出来るだけ早く綺麗に掃除洗濯して、
常に心を晴れやかにしておくこと。

じゃないと、ゴミはどんどん溜まっていって、
見るもの全てが曇ったフィルターで見えてしまうから。

もちろん、今回は組織やコミュニティでの話をしましたが、
これは家族でも全く同じことが言えます。

家族は組織の超ミニチュア版フラクタルですからね。

家庭で良くあるのは、
旦那さん(or奥さん)が対立したときに、
子供たちを自分側に取り込もうとすること。

特に良く聞くのは、お母さんがお父さんの悪口を
子供達に言いまくって、子供達が自然とお父さんを
嫌いになるように仕向けたりする。

つい先日コンサルをしたある女性は、
小さい頃、いつもお母さんからは、

“あの人はダラしない人だから”
“男は信用できない”
“あいつには浮気相手がいるから信用するな”

と言い聞かされていたそうです。

また逆にお父さんからは、

“あいつは俺たちよりも仕事の方が大事なんだってよ”
“あいつは自分のことしか考えてない”

と言い聞かされていたそうです。

いやぁ、両親からこんなことを
ずっと聞かされ続けることを考えただけで気の毒です。

ですが、こういうことは少なからず、
どの家庭でも起こりがちなんですよね。

でも、そういうのは絶対に子供に言うべきではないし、
それは単に子供を自分の味方に囲おうとしているに過ぎません。

そんなことしていては、
ますます家族が分裂していくだけです。

家族という場のエネルギーを
下げていくだけです。

そうではなく、もし相手に対して

おかしいくないかな
納得がいかないな

と思うようなことがあるなら、
その真意をなんども何度も話し合うことが大切です。

そして、子供にはお互いがお互いを
立てていくことがとにかく大事。

“お父さんは、私たちのために頑張ってくれてるんだよ”
とか、
“お母さんは、いつも俺らを支えてくれてるんだぞ”
とか。

そうやって、常にお互いを立て合うことが大事です。

間違っても、相手を下げるようなことを
子供に言うべきではない。絶対にだめ。

これは組織やコミュニティでも一緒。

間違っても、上司や上の人を下げるようなことを
仲間や他のメンバーに言うべきではありません。

同僚同士で上司の悪口を言うのではなく、
常に上の人を立てるような会話をしていくこと。

「そんなの理想論だろう、難しいよ」

と思われるかもしれませんが、
難しいことに挑戦していくからこそ
よりより成長していくのです。

上司に対して不信感を持ってしまったら、
誠意を持って、すぐに真意を確認していく。

そして、あくまでも、
常にみんなで上の人を立てること。

そうやって、みんなで場全体を守るという
役割意識を持っていったら、それこそ
そのコミュニティはとんでもない集団になります。

これは最小単位では家庭内で、
最大では国や世界全体で。

今の世の中のほとんどの人は、
首相や政治家を悪者扱いにします。

確かに、仕方ない面もありますが、
でも、みんなが上の人たちを立てた上で、

おかしいなと思ったら、
すぐに真意を確認していく。

これが国レベルで出来たら、
最高の国になるでしょうね。

一番やったらいけないのは、
生産性のない悪口や批判です。

そんなことをしていては、
場を乱して場のエネルギーを下げるだけです。

そういう人間が一番の害です。

だから、できればみんなで、
いつもボクらのために頑張ってくれている
首相や政治家を目の敵にするのではなくて、

「いつもありがとう」という感謝を持った上で、
より良い国にしていくために、みんなが
それぞれでお役に立てていけたらいいですよね。

そんな理想の国や世界にしていくためにも、
まずは自分が手の届く範囲である家庭やコミュニティ、
所属している組織から実践して雛型を作っていきましょう!

ということで、今回は以上です。

本日も最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

弥栄ましませ

西野ゆきひろ

 

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