
こんにち和!西野です。
よく
「仕事のモチベーションが上がりません…」
「なぜか頑張ろうと思っても行動に繋がりません…」
という相談を受けることがあります。
しかし、そもそも仕事においてモチベーションを上げようとすること自体が実は間違いである、ということに気づかなくてはなりません。
「え?モチベーションを上げることは間違い?どういうことですか?」
それを今から詳しく解説していきます。
今回の記事では、
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についてお話ししていきます。
仕事のモチベーションが上がらない理由

仕事のモチベーションが上がらないという場合、いくつか原因があります。
まずはじめに、あなたが仕事に対してモチベーションが上がらない原因について理解することで、それぞれの対処法が変わります。
1.今の仕事に対する姿勢
そもそも、なぜその仕事をしているのか?
お金のため?
生活のため?
もし、あなたが今の仕事に対して、
「生きていく(食っていく)ためにこの仕事をしている」
という姿勢で働いているとしたら、ますますモチベーションは下がっていくはずです。
なぜなら、それは自分から喜んで取り組むという主体性ではなく、やらされている感のHave toになってしまっているからモチベーションが上がらないのです。
ですから、これが原因になっている場合、まずは仕事に対する姿勢を変えていく必要があります。
対処法については、後ほどすべて詳しく解説していきます。
2.数字(結果)だけにフォーカスしている
例えば、
「今月の営業利益一番になってやるぞ!」
とか、
「年収1億円が目標だ!」
というように、数字や結果を掲げることで、そこを目指して無理やりモチベーションを高めようとする人がいます。
確かに、いっときはモチベーションは上がった”ように”感じるかもしれません。
しかし、いざその目標に達成しなかったとなると、急にガクンとやる気やモチベーションが下がっていきます。
あるいは、実際に目標を達成できたとしても、そういう人はすぐ”燃え尽き症候群”になりやすいのです。
これは分かりやすく言ったら、大学に合格することだけを目標にして、必死に受験勉強を頑張ったけれど、いざ合格したら燃え尽きてそのあとは全く勉強しなくなる…みたいな良くあるケースと同じです。
つまり、『数字や結果だけを目標にすると、逆に仕事に対するモチベーションは続かない』のです。
3.ホウレンソウの環境が整っていない
仕事では「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が大事」というのは常識ですが、真の意味でこの環境が整っている職場は少ないと言えます。
本来は、ちょっとした疑問や納得のいかないことがあれば、すぐに直接聞いたり、相談できるような環境があるべきです。
しかし、
「こんな自分ごとを相談なんてしても・・・」
とか、
「あまり迷惑は掛けられないしな・・・」
などと、些細なことでも、何でも相談できるような環境ではないと、それもモチベーションが下がっていく大きな原因になっていきます。
なので、できれば仕事仲間や関係する仲間たちとは、仕事以外のプライベートの話でも、
「最近、こんなことがあってさ!」
とか、
「こんな噂を聞いたんだけど、ほんと?」
とか、
「プライベートでこんなことあったんだけど、どう思う?」
とか、
何でも気兼ねなく話し合える人間関係を築いていくことが大切になります。
これは職場の関係だけではなく、家族や友人、自分が関わる人たちとは、できたらそういう深い人間関係を築けるようにしていくことが大事です。
4.心にゴミが溜まっている
人は心にゴミが溜まっていくほど、何に対してもやる気がなくなり、仕事に対するモチベーションも下がっていきます。
『心のゴミ』というのは例えば、
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などのことを言います。
これらが心の中にゴミとして溜まっていくほど、まさに心のレンズが曇っていって、どんどん仕事に対しても「もういいや」とモチベーションが下がっていく大きな原因になります。
5.仕事とプライベートが統一されていない
良くあるのは、
「はぁ〜!やっと連休ダァ〜!」
と言って、完全に仕事とプライベートをハッキリと分けてしまっている人。
そういう人は、例えば休みの日にストレス発散して、
「よし!また明日から仕事を頑張るぞー!」
と一瞬モチベーションが上がったように思えても、すぐにまた中だるみしてきて、気づいたらまた次の休みの日はどこに行こうか、、早く休み来ないかな、、と考えてしまい、仕事に対するモチベーションが下がっていきます。
なぜ、そうなるのか?というと、仕事とプライベート、つまりオンとオフをハッキリと分けてしまっているから。
だからある意味、無理やりスイッチをオンに入れて、ガソリン(エネルギー)をドバドバ消耗して、すぐにガス欠を起こすのです。
これは感情で見ると非常に分かりやすくって、例えばドバーッと怒りの感情が湧いた後って、ヘタ〜って疲れてしまいますよね?
つまり、感情も仕事に対するモチベーションも、振り幅が大きくなるほど、実はエネルギー効率的には非常に悪く、燃費が悪い働き方なのです。
モチベーションが下がる原因に当てはまっていないか?
ここまで、仕事のモチベーションが下がる原因5つをご紹介していきましたが、どれか1つでも当てはまっていませんでしたか?
それではいよいよ、ここからは今までの原因を全て解決し、あなたが常に仕事に対するモチベーションが高い状態でいられるようになる方法をお話ししていきます。
常に仕事に対して高いモチベーションを維持し続ける方法

この記事の最初にもお話ししましたが、そもそも「モチベーションを高くする」という概念をまず一旦忘れましょう。
つまり、大事なのは”いかにモチベーションを上げるか?”ではなく、
『いかに高い意識を下げないようにするか?』
のほうが遥かに大事なのです。
要するに、
「下がったら上げよう」
とするのではなく、
「一度高い感覚を持ったら、それを下げないようにしよう」
とするほうが、結果的にずっと仕事に対して高いモチベーションを保って取り組むことができます。
ということで、ここからは「高い感覚に引き上げ、その高いモチベーションを下げないようにする方法」についてご紹介します。
1.お金以上の高いところにモチベーションポイントを持つ
多くの人は、自分の仕事に対して
「自分にはこれしかないから」
「家族や生活のために稼がなくちゃいけないから」
というモチベーションで働いています。
が、それではそもそも意識が上がるはずがありませんよね。
なので、もし本当はそうだったとしても、じゃあそれ以上に、その仕事にどんな目的を持つか?が大切なのです。
これは受験勉強だと分かりやすいと思います。
受験勉強でも、ゴールを「志望校に合格すること」という目的のために頑張るから、受験勉強に身が入らないか、あるいは受験期間は頑張れてもあとで燃え尽きて人生がズレていってしまうのです。
そうではなく、受験を頑張るのは「今後の人生の雛形を作るため」という所に、モチベーションポイントを置いたらいいのです。
つまり、今この受験期間に受験勉強を本気で一生懸命に頑張ったら、それが雛形となって、
「何かに一生懸命に没頭する」
という癖が身につき、人生全体がそのようになっていく。
そのためにも、その後の人生のためにも、今この受験勉強に対して本気で打ち込むことを決める。
これと同じように、仕事でもただお金のため、生活のためという所にモチベーションを置くのではなくて、
「この今の仕事に本気で打ち込んだら、それが必ず人生全体に広がっていく」
と信じて、そこにモチベーションポイントを置いて取り組むのです。
正直、いま自分に与えられている役割を本気で全うできず、ダラダラなんとなく働いてしまうようなら、きっとその人の人生はずっとダラダラなんとなくの人生でしょう。
だからもし、本気で人生を謳歌したいなら、成功したいなら、とにかく、まずは今目の前にある、今の自分に与えられている役割に全力で取り組むことです。
2.プロセスも大事にする
もちろん、数字や結果が大事なのは言うまでもありません。
が、だからと言って、仕事に対してそこだけをモチベーションにしても、そのやる気は長続きしません。
だからこそ、大事なのは、目標に向かうまでのプロセス(過程)を大事にして、その中で得られる学びをも大事にしていくこと。
それは自然と「お金以上」にもなるし、ただ結果だけを求めるよりも、仕事面や技術面、人間的にも大きく成長していくことができます。
そして、その成長がより分かるようになると、もっと仕事が楽しくなってきて、いつしか自然と、
「いつも学び成長できて仕事が楽しい!!」
という高いモチベーションが持続するようになります。
3.仕事・プライベート・人生の全てを統合していく
この宇宙にあるものは、分裂していくほどエントロピーが増大し、一つ一つのエネルギー(モチベーション)が下がっていきます。
分かりやすく言ったら、100人の人が集まって、みんなが一つに一致団結した時には、莫大なエネルギーが生まれます。
しかし、もし100人全員がバラッバラに好き勝手して分裂していたら、その集団は先の一致団結した集団よりも極端にエネルギー(力)が下がりますよね。
あるいは、昔からの教えにも「三本の矢」という話があるように、一本ではすぐに折れるとしても、3本を束ねたらそう簡単には折れない。
つまり、バラバラに分裂していては力は弱いけれど、それらがまとまって一つに統一された時、足し算以上の力が働くようになる、ということ。
そして、これはボクらの仕事や「人生」においても、全く同じことが言えるのです。
つまり、多くの人は「仕事」と「プライベート」と「趣味」など、それぞれがバラバラに分裂しています。
しかし、何かの分野で著しい成功を収めている人ほど、これら全てが一つに統合されているのです。
それこそ、ボクも数多くの経営者や成功者と会ってきましたが、みんな口を揃えて、
「仕事が趣味ですね」
「趣味が仕事ですね」
というような話をします。
つまり、休みも仕事もプライベートも、全てが一つに統合されている人生なのです。
だから、そういう人たちには、そもそもオンとオフの変わり目はなく、何をしている時でも好きで仕事モードなので、常に仕事に対しても高いモチベーションを維持し続けることができるのです。
だからこそ、余計に大きな成功にも繋がっていくのです。
なので、もし万が一、今の仕事を始めた最初の動機がお金のため、生活のためだったとしても、その目的よりも高い次元で今の仕事を捉え直して、自分の今までの人生とこれからの人生に置いてなぜ今の仕事である必要があったのか?
それを考えて、人生全部を統合していくことをお勧めします。
そもそも、頭では「お金のため」に選んだと思っていても、実は自分では気づかない領域で、あなたが今のその仕事でなければいけない(学べない)ものがあったからです。
この世に数え切れないほどの職業や職種がある中で、今のその仕事を選んでいるのには深い深い理由があるのです。
そこを見出し、人生全体のストーリーが繋がった時、あなたは莫大なエネルギーが沸き起こってきて、今まででは信じられないほどの高いモチベーション状態で仕事に打ち込めるようになるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
世の中ではほとんどが、
「報酬を作って、自分にご褒美を作って、モチベーションを上げよう!」
みたいなことを言っていますが、それってむしろ危険な方法なんです。
なぜなら、それはある意味「薬物」と同じだからです。
刺激が足りなくなったから、また刺激が強いものを取り入れる。
それでもまた刺激が足らなくなってきたから、もっと強い刺激の強いものを取り入れる。
そうやって、どんどん感覚が麻痺し、おかしくなっていって、いつしか何をやってもモチベーションが上がらなくなってしまうのです。
だからこそ、そんなことは絶対にしないほうがよくって、それよりも、そもそもモチベーションが下がるという時点で、何かがおかしいのだと気づくこと。
そして、その原因を改善して、いかに毎日高いモチベーションの状態で仕事に打ち込めるようにするか。
いかに下げないようにするか。
こちらのほうが遥かに大切になります。
ということで、今回は仕事のモチベーションについてでした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
弥栄
西野ゆきひろ
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