「上品」とはどんな意味?語源や英語での表現、上品な人の特徴10選

こんにち和!

あなたは上品な人になりたいですか?

もしかしたらすでに、胸を張って「私は上品です。」なんて言えるくらい自信がありますか?

上品な人はオーラがあるので初対面の第一印象も良いですし、信用してもらえますよね。

上品な人は異性からもモテますし、仕事も出来る印象です。

今回はそんな誰もが憧れる上品な人について考えてみたいと思います。

上品な人とはそもそもどんな意味?

上品な人という言葉はよく聞きますが、「ハッキリ説明して!」って言われたら説明できますか?

まずは「上品」という言葉を辞書で調べてみましょう。

上品
[名]品質のよいこと。また、高級品。
[形動][文][ナリ]品格のあるさま。品のよいさま。また、味などの洗練されているさま。
出典:デジタル大辞泉

上品な人とは品格のある人のことや、洗練されたエレガントな人のことを表します。

人間の生まれや育ちに品質の良し悪しはありません。

なので、人を上品なのか下品なのかを判断する基準は、その人が高級品を所持しているかどうかではなく、その人の内面が高級かどうかです。

見た目ではいくらでも取り繕えますが、内面はごまかすことができません。

いくらお金持ちでも性格が悪かったら下品だと感じますし、貧しくても精神的に品がある人はたくさんいます。

上品な人かどうかは、その人の見た目ではなく性格や行動など内面を見るようにしましょう。

上品の語源は仏教からだった!?

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「上品」という言葉は、もともと仏教の教えからきています。

人の資質や性質は9つにランク付けされていて、上品はそのうちの1つで最上位に位置しています。

そして仏教の中で「品」とは、人間の内面を表すものです。

ですので上品、下品という言葉は外見の判断ではなく、人の内面を指している言葉なのです。

ちなみに9ランクを詳しく説明しますと、まずは上品(じょうぼん)・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)の三品に別れていて、その中でそれぞれまた三品に分けられて全部で九品になっています。

上品→上品上生・上品中生・上品下生

中品→中品上生・中品中生・中品下生

下品→下品上生・下品中生・下品下生

このように9つに分類されているのですね。

上品な人を英語で表現するとどうなる?

英語で「上品」という表現はいくつかあります。

dignity  (品格)

class  (教養)

などがそれに当たり、それぞれ

She has dignity. (彼女は品格のある人だ)

She has class. (彼女は教養ある人だ)

という使い方をします。

他にも「気品がある」という意味で

She has style.  

She is elegant.  

というような表現を使うときもあります。

単に「品格」「上品」といっても色々なとらえ方がありますので、その場に合わせた使い方を選んでみてください。

上品な人の特徴10選

1.使う言葉が綺麗

上品な人は言葉遣いが丁寧です。

綺麗な言葉を選んで使っているからです。

人間はその人が思っていることや、知っていることしか言葉に出てきませんよね。

綺麗な言葉が出てくるということは、その人の頭の中が綺麗な言葉になっているということです。

逆に汚い言葉を使う人というのは、頭の中が汚い言葉になっているのです。

いくら外見を良くしても、出てくる言葉で内面がばれてしまいます。

上品な人というのは、考えていることが上品なのです。

2.身だしなみが整っている

上品な人というのは身だしなみが整っています。

これはお金をかけているということではなく、綺麗にしているという意味です。

例えば何百万円もするような高級スーツを身にまとっていたとしても、寝癖がついていたらどうでしょう?

すべてが台無しですよね。

上品な人は高級品を身にまとわなくても、清潔で不快感を与えるようなことはしません。

内面が整っているので自然と外見も整えられてくるのです。

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3.部屋が整理されている

上品な人の部屋は常に整理整頓されていて綺麗に保たれています。

上品な人の部屋が散らかっていて足の踏み場もないなんてことはありえません。

なぜなら部屋はその人の内面を表すものだからです。

部屋が散らかっていると、不思議なもので心も乱れてきます。

逆に言うと部屋を綺麗に保っていれば、自然と心も整えられてきます。

上品な人は、それを無意識に知っていて実践しているのです。

4.常に冷静

上品な人というのは常に冷静です。

滅多なことでうろたえたりはしません。

自分の感情をコントロール出来ているので、気分の波に影響されることはないのです。

テンションが上がったり、逆に落ち込んだりすることもなく、常に平常心を保って冷静でいられるのです。

冷静でいられるから判断を誤ることはありません。

上品な人がいつも正しい行いをできるのはそのためです。

5.立ち居振る舞いが美しい

上品な人は立ち居振る舞いが美しいです。

一挙手一投足、一つ一つの細かい所作のすべてが丁寧なのです。

ドイツの建築家ミース・ファンデル・ローエが

「神は細部に宿る」

という言葉を残しています。

頭のてっぺんから足の先まで、体の動きすべてに気をつかえているのが上品な人なのです。

6.書き文字が綺麗

上品な人の書く文字が丁寧で綺麗です。

手書きの文字というのは、その人の人格がモロに出てしまいます。

考え方のクセが、文字のクセになって表れるからです。

筆跡診断というものがあるくらい、その人の人間性が丸裸になってしまいます。

上品な人は内面が上品なので、自然に書く文字も丁寧な字になっていきます。

7.姿勢が正しい

上品な人はとにかく姿勢が正しいです。

背筋を伸ばして、まっすぐ前を見つめて凛とした佇まいを保っています。

なぜならこれも内面の状態が外見に出ているからです。

姿勢を正すと目の前の仕事に真剣に取り組もうという気になりますよね?

上品な人は常にそんな状態なのです。

8.挨拶が丁寧

上品な人の挨拶は礼儀正しく丁寧です。

挨拶はすべての基本で、挨拶がまともにできない人は仕事もできないし人間関係もだらしなくなります。

上品な人は無意識にそれが備わっているので、特に意識しなくても自然に丁寧な挨拶が出来てしまいます。

丁寧な挨拶から始まる人間関係は、とても前向きで建設的なものになります。

上品な人は人間関係も素晴らしいものになっていくのです。

9.TPOをわきまえている

上品な人はその場その場で相応しいこと、相応しくないことを判断できているのでTPOをわきまえています。

突然場違いな発言をしたり、雰囲気を壊すようなことは決してしません。

常に適切な行動ができるのです。

TPOはその場の空気感を壊さないスキルです。

相手に対して思いやりの気持ちがあれば、自然に実践できるはずのことです。

上品な人というのは無意識にそれが備わっているのです。

10.常に穏やかである

上品な人というのはいつも穏やかです。

心が平安で落ち着いているからです。

自分の軸をしっかり持っているので、周囲の環境に影響されないのです。

人間は近くにいる人の影響を、自分が思っている以上に受けています。

例えばあなたの家族がイライラしていたら、あなたにも伝染してなぜだかつられてイライラしてしまいますよね?

上品な人は、こういったときも周りに流されない強い心を持っているのです。

上品な人になるにまず身に付けたいこと

上品な人の特徴をたくさん挙げていきましたが、共通して言えることが1つだけあります。

それはすべて「内面が外見に表れる」ということです。

いくら高級品で身を固めても、それは上品であるとは言えません。

それだけ化粧で綺麗に見せようとしても、使う言葉遣いが汚かったり行動が乱暴だったら、それを他人が見たらどう思うでしょうか?

いくらお金を稼いでいても、単なる「下品な成金」にしか思われないですよね。

そういう人にはお金が目的の人しか寄ってきません。

もしもあなたが本当の幸せな人生を歩みたいならば、外見だけではなく内面もしっかり磨いた上品な人になるべきなのです。

そのためにはまず、身霊磨きを常に意識してみてください。

まとめ

今回の記事はいかがでしたか?

あなたはどれだけ上品な人の項目に当てはまっていましたか?

上品な人は他人に良い印象を与えるので、間違いなく異性にモテますし、仕事先でも信頼されます。

あなたも「これから上品な人になりたい!」と思ったとしたら、ぜひ今回の記事を参考にして日々の生活に取り組んでみていってください。

それでは最後までありがとうございました。

弥栄!