こんにち和!
今回は「エンパス」についてお伝えします。
もし、あなたが人混みの中に行くと極端に疲れてしまったり、職場の人や友人に会った後にいつもどっと疲れてしまうなら、「エンパス体質」なのかもしれません。
今や、日本人の5人に1人がエンパスであると言われています。
この記事を読んで「もしかしたら私はエンパスかも…」と感じたのなら、簡単に実践できる効果的な対策を日常の中に取り入れてみて下さい。
それだけでも日頃の疲れが軽減されたり、気分的に落ち込むことが少なくなったり、何かしらプラスの変化が感じられるはずです。
ということで、この記事ではどこよりも詳しく「エンパス」について説明しています。
それでは詳細をご覧ください!
エンパスとは何か?
「エンパス」という言葉はあまり日常で使われませんし、耳馴染みのある言葉でもありませんよね?
そこでまずは、しっかりと言葉の意味を掴んだ上で、エンパスとは何かについて見ていきましょう。
エンパスの正しい意味
エンパスは英語で”empath”と表記し、エンパシー (empathy)という言葉が元になっています。
エンパシー(empathy) をウェブ上の英和辞書で調べると、
empathy:共感、感情移入
(出典:weblio)
という意味になることから、「エンパス」とは共感する力、感情移入をする能力のことを意味します。
共感力が高すぎる人のこと
大抵の人は、共感する力や感情移入する能力を持っています。
しかし、とりわけ他人の気持ちに敏感で、共感する能力が極端に高い人のことを「エンパス」と呼びます。
たとえば、悩みを抱えて苦しんでいる人の気持ちを察し、相手の心に寄り添ってあげられるのは、通常の「共感」です。
一方で、エンパス体質の人は共感力の高さ故に、相手が感じている苦しみを無意識のうちに取り込んでしまい、まるで自分に降りかかった出来事のように感じてしまうのです。
エンパスの人は、普段から他人が発する感情や思考、目に見えないエネルギーや空気を受け取りやすいため、心身に何かしら影響を受けている可能性が高いと言えます。
日本人にはエンパスが多い
日本に「エンパス」という言葉が広まったのは、ローズ・ローズトゥリーというアメリカ人女性が出版した『エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう』という本が紹介された、2006年頃からです。
ローズ・ローズトゥリーは、人相学やオーラを読み解く手法によって、1971年頃から「スピリチュアル」の分野で活動を続けてきた人物です。彼女自身、共感力が人一倍高いエンパシー でしたが、45歳になるまで自覚を持っていませんでした。
日常の中で突然泣き出したり、最悪のタイミングで笑ってしまったり、自分の意思と関係なくエンパス能力が作動してしまうことに葛藤していたそうです。
そこでエンパスとは何なのか、しばらく研究を続けていたところ、彼女はエンパスは他者の感覚を受け入れる「スイッチ」が生まれつきオンの状態になっていることを突き止めます。
彼女はそのスイッチのオンとオフを切り替えるオリジナルメソッドを開発し、多くのメディアによるインタビューの効果もあり、そのメソッドはヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリアなど広い範囲に浸透しました。
そして、前述したように日本に「エンパス」が広まったのが、ローズ・ローズトゥリーの著書が国内で紹介された2006年頃。
それを機に、彼女は日本で講座を開きました。
彼女はアメリカにおけるエンパスの割合が20人に1人であることに対し、日本におけるその割合は5人に1人であることに驚いたと言います。
なお、ローズ・ローズトゥリーの著書『エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう』は、エンパスのスイッチを切り替えるためのテクニックやエクササイズについて触れています。
ただ、本を読んだ人のレビューを見ると、
内容は私の知りたいことばかりでとても興味深く楽しみにしていたのですが、翻訳がよくない。英文一つ一つをそのまま日本語にしてしまっているだけの文章で、全く頭に入ってきませんでした。とても残念です。
英語特有の言い回し(考え方や例えなど)がそのまま日本語になっていたりして理解するのが難しく、途中で挫折しました。
少し内容が難しく断念しました。でもいつか全部読み切ってみたいと思う内容でした!
といった感想が多く見られます。
そこで本記事では、この本に書かれていることを踏まえ、エンパスについて分かりやすくまとめてみました。
日本人だからこそお薦めしたいにエンパス対策についても触れていますので、最後まで目を通して下さいね。
エンパスに見られる13の特徴と診断チェック
それでは次に、エンパスの人にみられる特徴を13個挙げていきます。
あなたがエンパス体質かどうかを見極める「診断チェック」としても使えますので、是非とも活用してください!
エンパスの特徴1:直感力に優れている
エンパスの大きな特徴として、優れた直感力を持っていることが挙げられます。
他人の感情や思考も、理屈ではなく直感を頼りに判断することが多いです。
直感力が優れているばかりに、たとえ初めて聞く内容であっても「相手に言われなくても既に知っていた」と感じることもよくあります。
エンパスの特徴2:他人の身体的な痛みが分かる
エンパスの人は、他人が感じている身体的な痛みをキャッチし、まるで自分自身の痛みであるかのように感じます。
たとえば具合の悪い人と一緒にいると、何故かその人と同じように具合が悪くなることもあるため、病院が苦手なエンパスも多くいるのです。
また、言葉を話せない赤ちゃんが泣いているのを見ると、赤ちゃんが何を求めているのか直感的に分かる人も存在します。
エンパスの特徴3:他人の感情と自分の感情を混同する
エンパス体質の人は単に共感力が高いだけでなく、他人が感じている感情でさえ、まるで自分のことのように感じる場合が多いです。
つまり、他人と自分の境目がはっきりしていないのですね。
そのため、人の悩みでさえ自分の悩みのように捉えて、ネガティブな感情に浸ってしまうこともよくあります。
たとえば、エンパスは職場で同僚が上司に怒られている光景を見ているだけで、まるで自分が怒られている感覚に陥ってしまい、その場から逃げ出したくなるのです。
エンパスの特徴4:他人の思っていることが直感的に分かる
エンパスは、他人の気持ちを察する能力が非常に高いです。
それは相手の気持ちを意図的に読み取ろうとするよりも、相手が発するエネルギーを無意識にキャッチしてしまうため、相手の心の状態が自然と自分の中に入ってくる感覚です。
そのため、たとえ相手が口に出さなくても、その人の顔を見るだけで気持ちを察することができます。
中には、人間だけでなく、犬や猫などペットや植物の気持ちも分かる人もいます。
エンパスの特徴5:テレビの悲しいニュースや、映画の暴力的なシーンが苦手
エンパスは感受性が人一倍高いため、テレビで流れる悲観的なニュースや自然災害などで建物が破壊されるショッキングな映像が大の苦手です。
それらの光景を目にするだけで、まるで自分自身に起こったかのように心身にダメージを受けてしまいます。
また、たとえ映画やドラマなどの作り物であっても、暴力的なシーンを見るだけで痛みを感じてしまうほど繊細な感覚を持っているエンパスもいます。
エンパスの特徴6:人が多く集まる場所や満員電車が苦手
エンパス体質の人は、たくさんの人が集まるショッピングセンターや満員電車が苦手です。
それは、不特定多数の人たちの感情や想念などを、無意識のうちにキャッチしてしまうからです。
他にも、愚痴や不満で溢れ返る居酒屋。あるいは、多くの人の欲望が渦巻くギャンブル場にいるだけで、エンパスはその場に流れるネガティブなエネルギーをもろに受け取ってしまい、どっと疲れてしまいます。
エンパスの特徴7:他人が発する音や匂いに敏感
エンパスは繊細な神経の持ち主であることが多く、五感が普通の人よりも比較的鋭いです。
そのため、他人が発する音や匂いに敏感になりがちです。
誰も気が付かないような違和感にも気付きやすく、些細なことに感情が揺さぶられることも多々あります。
エンパスの特徴8:他人の嘘を見破り、本音が分かってしまう
相手が嘘をついている時、直感力の高いエンパスは簡単にそれを見破ります。
何故かは説明つかないのですが、相手から醸し出される空気を無意識のうちに受け取って、すぐに分かってしまうのです。
また、相手が言葉を濁したり、本音を隠して話をしているときでも、エンパス体質の人は相手の隠された意図を無意識のうちに読み取ることができます。
エンパスの特徴9:一人になれる時間が欠かせない
色んな人の感情や想念、目に見えないエネルギーを受け取るエンパスにとって、一人になれる時間を定期的に作ることは必要不可欠です。
そうでないと「エネルギー切れ」を起こしてしまい、すぐに疲れ果ててしまいます。
エンパスの人は、比較的「優しい人」が多く、周りに合わせて行動を取る傾向が強いです。
しかし、自分のエネルギー状態を無視して無理に周りに合わせると、すぐに疲弊してグロッキーになることも。
だからこそ、意識的に一人になって、自分の好きなことでリフレッシュする時間を設けた方が好ましいのです。
エンパスの特徴10:聞き上手で誰かの相談を受けやすい
相手が抱えている悩みを、まるで自分自身の悩みであるかのように受け取るエンパスは、その人にとっての「良き理解者」にもなり得ます。
たとえ本人に自覚がなくても、エンパスは相手の気持ちに寄り添うのが得意なのです。
それ故、誰かから相談を受けたとき、エンパスは大抵の場合、的確なアドバイスができるため、周りからは「聞き上手な人」とか「相談しやすい頼れる人」と思われる傾向にあります。
エンパスの特徴11:自然や動物に惹かれる
エンパスは他人と関わることでエネルギーが下がりやすく、疲れも溜まりやすいです。
木々や草花や飼っているペットなどに触れ合えば、それだけでも段々とエネルギーは回復されるます。
そのため、エンパス体質の人は自然や動物に惹かれることが多いです。
エンパスの中には、動物や植物の感覚を感じ取れる人もいるため、人間のように私利私欲や嫉妬などに塗れていない存在と触れ合う時間を作ることは、とても有意義なことなのです。
エンパスの特徴12:散らかっていると片付けたくなる
エンパスは「場」や「空間」に広がるエネルギーにも敏感です。
なので自分の部屋が汚かったり、職場のデスク周りが散らかっていたりすると、それだけで自分のエネルギーは下がり、感覚が鈍くなってしまいます。
自分の居場所はいつでも整えておきたいことから、エンパスには散らかっているとすぐに片付けたくなるのです。
エンパスの特徴13:周りから「変わっている人」と言われる
エンパスは感受性が普通の人より高く、些細なことでも心身に強い影響を受けます。そのため、周りの人たちに理解されないことが多々あります。
たとえば、人付き合いに苦手意識を持っている癖に、頻繁に他人からの相談を受けていたり。あるいは、感情の起伏が激しくて情緒が不安定だったり。
仮にそういった面が表に出ると、普通の感覚を持っている人からすれば「ちょっと変わっている人」と見なされることもあるでしょう。
また、普通の人がエンパスの人と会話をすると、自分の内面が全て見透かされている感覚に陥ることもあります。
そのため、エンパス体質の人は周りの人に「近寄りがたい人」という印象を与えている可能性も高いです。
もし、身近な人に「変わっている」とか「捉えどころがない人」と言われた経験があるなら、あなたはもしかするとエンパス体質なのかもしれません。
以上、エンパスに見られる特徴を13個挙げました。あなたは、このうちどれだけ該当したでしょうか?
もし、半分以上当てはまっていれば、あなたは「エンパス体質」だと言えます。
エンパスは6タイプに分類される
エンパスは大きく6つのタイプに分類されます。そこで、次に各タイプの詳細を見ていきましょう。
なお、エンパスは必ずしもどれか1つのタイプに該当するわけではなく、中にはあるタイプとあるタイプを掛け合わした「ハイブリッド型」になる場合もあります。
それを念頭に置いた上で、あなたがどのエンパスタイプに当てはまるのか把握して下さい!
エンパスタイプ1:身体ワンネス型
身体ワンネス型は、相手の身体に起きたことを、自分の身体に起きているかのように感じるタイプのエンパスです。
このタイプは、相手の意識にシンクロすることで、その人の病気や痛みを察知できます。
ですので、仮に体調が優れない人が側にいると、エンパスはすぐに気付いて何が原因になっているかが分かってしまうのです。
他にも、テレビや映画で怪我をした人を見ると、その痛みの感覚を自分の身体に取り込んでしまうのが身体ワンネス型のエンパスの特徴です。
エンパスタイプ2:身体直感型
身体直感型は、相手の身体に何が起き、何を求めているかが直感で分かるタイプのエンパスです。
このタイプは妊娠・出産を経た女性に多く見られます。
生まれたばかりの赤ちゃんは喋ることができません。しかし、母親は赤ちゃんが何で泣いており、何をして欲しいのかを直感で読み取ります。
それと同じように身体直感型エンパスは、相手の身体に起きていることを察知し、それに対して何をすれば良いのかを直感で捉えることができるのです。
エンパスタイプ3:感情ワンネス型
感情ワンネス型は、相手の感情と自分の感情を同調させるタイプのエンパスです。
これは特に人混みが苦手な人に見られるタイプのエンパスで、他人のイライラ、あるいは嫉妬や不満などのネガティブな感情を取り込んで、すぐに疲れてしまう人が該当します。
また、人の感情に影響を受けやすい故に、「エネルギーバンパイア」と呼ばれる人たちに振り回されやすいのも感情ワンネス型のエンパスの特徴です。
エンパスタイプ4:感情直感型
感情直感型は、相手の感情を直感的に理解できるタイプのエンパスです。
相手が醸し出している雰囲気や空気、声や微表情など、ほんの些細な情報からその人の感情を瞬間的に読み取れるのが、感情直感型エンパスの特徴です。
ですから、このタイプは相手の言っていることと表情が一致していないと、直感的にすぐ気付くことができます。
エンパスタイプ5:知的変容型
知的変容型は、相手の思考プロセスを自分に取り込めるエンパスです。
相手と会話をしているだけで、その人が「どういう思考回路を持って、この結論に至ったのか?」が分かり、まるで自分自身が実際に体験したかのように理解できます。
エンパスの中でも珍しいタイプで、知識を深めるのが好きな人に多く見られます。
エンパスタイプ6:スピリチュアルワンネス型
スピリチュアルワンネス型は、目に見えない存在とコミュニケーションを取るのが得意なタイプです。
目に見えない存在とは、たとえば霊的存在、守護霊、魂、ハイヤーセルフなど。
実は、これらの見えない存在とコンタクトを取ることは、特別なことでも何でもなく、本来は誰もが持っている基本的な能力なのです。
中でもスピリチュアルワンネス型は、相手の守護霊や魂など、目に見えない存在を感覚的に捉えた上で、相手の求めていることを察知する能力に長けています。
エンパスの中でも一番多いのがこのタイプです。
以上が、エンパスの6つのタイプになります。
エンパス体質がいかに一般的な人が持つ感覚を超越しているのか、お分かりになったのではないでしょうか?
エンパス体質の人にみられる身体的症状
エンパスは人より共感力が優れている故に、心身に様々な影響を受けてしまうことは避けられません。
そこで次にエンパス体質の人には、どんな身体的症状が現れるのかを見ていきましょう。
エンパスに見られる身体的症状1:すぐに疲れる
エンパス体質の人は、何もしていなくてもすぐに疲れを感じてしまいます。
それは、無意識のうちに他人が発した感情や思考、悪想念などネガティブなエネルギーをキャッチし、自分自身のエネルギーを下げているからに他なりません。
さらにエンパスは、普通の人には何も感じない「場所」や「空間」に蔓延する微細な空気感ですら自分の中に取り込みます。そのため、たくさんの人が出入りする場所にいるだけでも疲労感に襲わてしまうのです。
また、他人が交わすネガティブな会話を耳に入れたり、悪口や誹謗中傷が書かれたネットの掲示板を閲覧しても、エネルギーが下がって身体がぐったりしてしまいます。
特に、エンパスの人は胃腸や腰が弱いです。
それは、みぞおち辺りに存在する「マニプラ・チャクラ」という、感情を感じるチャクラによって他人の感情を感じ取っているからです。
そのため、ネガティブな感情をキャッチしている人ほど、胃腸や腰回りを痛める傾向にあります。
エンパスに見られる身体的症状2:感情や思考がブレてストレスを溜めやすい
感受性や共感力が高いエンパスは、他人の感情や思考と同調しているうちに、まるで自分本来の感情や思考のように捉えてしまいます。
そうしているうちに、本当の自分が求めている物事や考えが分からなくなるなど、感情や思考がブレやすく、ストレスを溜めやすい人が多いようです。
基本的にエンパスは心が優しいです。
そのため、周囲の人を過剰に気遣ったり、自分を後回しにして消極的な行動を取ることも多く、自信を失いやすくなります。
また、エンパスは他人に振り回されることが多く、それによって余計ストレスを溜めがちなので、肉体的にも精神的にも限界が来る前に、定期的にリフレッシュする心掛けを持つことが大事です。
エンパスに見られる身体的症状3:睡眠不足になりがち
エンパス体質の人は、夜眠るタイミングで一日の出来事や過去の体験などを思い返すと、それだけで臨場感いっぱいに感情や感覚を味わってしまいます。
そのため、不必要に頭の中で色んなことを考えてしまうと、なかなか寝付けずに睡眠不足に陥ってしまうのです。
エンパスに見られる身体的症状4:頭痛や腹痛が起きやすい
他人の感情に敏感なエンパスは、日常生活の中でも神経が休まらず、緊張状態が続いていることも少なくありません。
そのため、頭痛(偏頭痛)で悩んでいるエンパスが多くいます。
また、他人が発したネガティブなエネルギーを思いっきり自分の中に取り込むと、お腹を下したり、吐き気を催す場合もあります。
エンパスは病気ではない
エンパスは決して病気や障害ではありません。あくまでも、その人の生まれ持った性質であり個性なのです。
ここでは、エンパスと他の精神疾患等との違いについて列記します。
エンパスとアスペルガー症候群の違い
アスペルガー症候群とは「自閉症スペクトラム」と呼ばれる発達障害の一種です。通常の自閉症とは違い、知的成長や言語発達に遅れが生じていないものを指します。
アスペルガー症候群の人は、他人の思考や感情を汲み取ることや、その場の空気を読むことが苦手な傾向にあります。
さらには、相手の声、表情、身振り、手振りなどから本音を読み取れないため、相手が言ったことを文字通り受け取ることが多く、冗談や皮肉を理解することが苦手なアスペルガーが多いです。
このことからも、アスペルガー症候群はエンパスとは正反対の性質があると言えるかもしれません。
とは言え、エンパス体質の人と同じくアスペスガー症候群の人の中には、特定の感覚が普通の人より敏感な場合もあります。
それ故、他人が発する音や匂いに極端にストレスを感じることもあるようです。
エンパスとサイコパスの違い
サイコパスとは「反社会的人格」を持っている人を表す言葉で、精神障害者に定義されます。「反社会性パーソナリティ障害」と呼ばれたりもします。
サイコパスの人は、普通の人に比べて良心が異常に欠如しており、他人に対して冷淡で共感することがありません。
自分の利益になるなら平気で嘘をつき、罪悪感もなく、自分が取った行動に対する責任を負うとしません。
それがサイコパスの人に見られる特徴です。
自己中心的で良心を持たない傾向が強いことから、サイコパスはエンパスとは正反対の特徴を持っていると言えます。
ただ、サイコパスは相手の気持ちが理解できないわけではなく、中には相手の思考や感情を手に取るように把握できるサイコパスもいます。
その上で、エンパスのように相手に寄り添おうとせず、あくまでも自分の利益のために相手を利用しようとする特性を持っているのです。
エンパスとHSPの違い
厳密には病気や障害ではないのですが、エンパスによく似たものに「HSP」があります。
HSPとは”Highly-Sensitive-Person”の略で、生まれつき外部からの刺激に敏感な人のことを指し、全人口の15〜20%を占めるそうです。
エンパスはとりわけ、他人の思考や感情、あるいは目に見えないエネルギーや空気に影響をを受けやすいですが、一方でHSPの人は、音、光、匂い、感触など、五感が人以上に敏感です。
そのため、突然耳に入った大きな音におおげさまでに驚いたり、微かな匂いに過剰に反応したりします。
中には、肌触りに違和感があるのが嫌だからと、常に同じ生地で作られた服を着る人もいます。
エンパス体質の人は、必ずしも音や光などの刺激に対する敏感というわけではありません。あくまでも共感力がずば抜けて高い人のことを指しています。
ただ、HSPとエンパスの両方の性質を兼ね備えている人は、かなり多く存在するようです。
エンパス体質の人における「仕事」との関わり方
エンパスは、共感力や感受性が高いという強みを活かせる仕事に就けば、その才能を十分に発揮できることに違いありません。
しかし、その反面、他人と関わるだけで少なからず色んな影響を受けてしまうというデメリットも持ち合わせています。
だからこそ、どんな仕事をするかについても、慎重に選ぶことが大事です。
エンパスに向いている仕事とは?
エンパス体質の人は、他人の感情や思考の機微が、まるで自分自身のことのように理解できる強みがあります。
ですので、普通の人よりも、相手の心に寄り添って共感することができるわけです。
もし、この才能を活かした職業に就きたいなら、
・カウンセラー
・セラピスト
・看護師
・保育士
・介護士
・教員
・動物の飼育係
など、人や動物の世話をするような仕事が向いていると言えます。
ただし、注意すべき点があります。
カウンセラーやセラピストなど、相手の悩みを解決する仕事は確かに適職と言えるでしょうが、その分、相手の感情が痛いほど共感できてしまいます。
そのため、相手の悩みを解決するつもりが、逆に自分が苦しくなってしまう可能性があることも否定できません。
エンパスの持ち味である「高い共感力」を活かしたいと思うなら、まずは相手の感情に不必要に感化されないように、常に意識をすることが大事になります。
職種よりも「環境」や「人」を重視すべき
仕事の内容にこだわらないのであれば、「環境」と「人」を重視する方が好ましいです。
自分に合っていない職場で長時間過ごさざるを得ないのは、感受性が強いエンパスにとっては苦痛以外の何物でもありません。
従って、大事なのは「自分が安心できる職場環境と人を選ぶ」ことです。
常に誰かが怒声を上げるような環境。競争意識が高くてピリピリしている人が多い現場。オフィス内が暗く冷たく常に散らかっているような職場。
もし、そんな「場所」でエンパスが働いていれば、かなりの量のネガティブなエネルギーを受けてしまうはずです。
また、パワハラが当たり前の上司。常に誰かの悪口や不平不満を言う同僚。生活のために嫌々ながら仕事をしている後輩。
そんな「人」の影響も、エンパス体質の人はもろに受けてしまいます。
ですので、自分にとってある程度は快適に過ごせる職場環境を選び取ることは、エンパスの人が長きに渡って仕事を続けていく上でも、非常に重要な点なのです。
エンパス体質の人における「恋愛」との関わり方
感受性が豊かで繊細なエンパスは、恋愛パートナーの感情や思考も、自分自身に起きているかのように理解できてしまいます。
相手にとって良き理解者になれるという面では、一見、エンパスは恋愛に向いていると思われるかもしれません。
しかし、決して良い面ばかりではないのです。
そこで、エンパス体質の人ならではの恋愛傾向を4つご紹介します。
恋愛サイクルが短くなりやすい
パートナーの気持ちの変化に敏感なエンパスは、相手の些細な言動を気にしがちです。
相手のちょっとした言葉や態度に冷たさを感じると、それだけで自分は愛されていないと思い悩んでしまうエンパスもいます。
また、パートナーの愛情が次第に薄らいでくると、エンパスはその微妙な変化すらも敏感に察知します。
繊細で傷つきやすいエンパスは、相手にこれ以上嫌われたくないと思うあまり、自ら別れを切り出すことも少なくありません。
そのため、恋愛サイクルは比較的短くなる傾向にあります。
相手に尽くして自己犠牲になりがち
エンパスは、愛情深く奉仕の精神を持っている人が多いため、好きになった相手にとにかく尽くそうとします。
そのため、常にパートナーを第一優先に考え、何か問題があっても自分さえ我慢すれば良いと考え、自己犠牲になるエンパスが多いです。
また、パートナーが何かに悩んでいる時、エンパスは相手が感じる痛みや苦しみをキャッチし、自分を犠牲にしてまで一緒に悩んで解決に導こうとします。
そうやって自己犠牲になることで、相手の役に立とうとするのです。
しかし、自己犠牲してまでパートナーに尽くすことが、必ずしも相手のためになるとは限りません。
パートナーの気持ちに敏感になり過ぎるあまり、相手のためを思っているつもりでも、逆に相手から「重い」と思われてしまう可能性もあるのです。
言葉のコミュニケーションがちぐはぐになりやすい
共感力が人一倍高いエンパスは、それほど多くの言葉を交わさなくてもパートナーの考えや気持ちを理解することができます。
そのため、相手も自分の事を同じように分かってくれているはず、という前提で物事を進めてしまう傾向が強いです。
しかし、それはエンパスだからこそ為せる技に他なりません。
そうでない普通の人にとっては、きちんと言葉でコミュニケーションを取らないと、お互いのことがきちんと理解できないと思うものなのです。
なので、パートナーが同じエンパス体質でない限り、「相手は自分のことをそれほど分かっていない」という前提で、言葉によるコミュニケーションを疎かにしないように心掛けることが大事になります。
また、エンパスは相手の気持ちが手に取るように分かってしまうため、せっかく相手が気遣って掛けてくれた優しい言葉でさえ、エンパスにとっては嘘や建前と受け取ってしまいがちです。
たとえば、パートナーが仕事で失敗をして相当落ち込んでいるとします。
そんなとき、パートナーは誰にも心配させまいと気丈に振る舞い「大丈夫、何とかなる」という言葉を口にするかもしれません。
しかし、エンパスはその言葉が本心でないことにすぐに気付いてしまいます。
ただ、そういう場合、たとえ相手の言葉と気持ちが一致していないと感じたとしても、相手が心配させまいと気遣った優しさであると理解し、言葉通りに受け取る思いやりを持つことが大事です。
相手を依存体質にさせやすい
エンパスは、相手に与えたり尽くすことに喜びを感じます。
もし、パートナーに一方的に与え続けていれば、その人は際限なく求めて依存体質になりやすいため、付き合い方には注意が必要です。
特にエンパスは、相手が何を望んで何を欲しているのかが直感的に分かってしまいます。
仮に、相手が「分かってもらって当然」「与えられて当然」という感覚で甘えてしまえば、その人はかなり高い確率で依存体質になるはずです。
また、エンパスは他人のエネルギーを奪い取る体質の「エネルギーバンパイア」と恋愛関係になりやすいため、注意が必要です。
もし、エンパスがエネルギーバンパイアに感情移入すると、エンパスがどんどん元気がなくなっていくに連れ、エネルギーバンパイアはどんどん元気になっていきます。
何故か一緒にいると疲れる人がいれば、あまり深く付き合わない方が賢明です。
エンパス体質にオススメの4つの対策
最後に、今日からでも実践できるエンパス体質の人にオススメの対策をご紹介致します。
人混みを避ける
まず一番簡単にできる対策が、不必要に人が多い場所に出入りしないことです。
エンパスは他人の思考や感情、目に見えないエネルギーはもちろん、場所や空間に残っているエネルギーですらも簡単に自分の中に取り込んでしまいます。
だからこそ、まずは自分が「外部からネガティブなエネルギーを受け取りやすい体質」なのだ、という自覚を持ちましょう。
通勤や通学などで、どうしても満員電車に乗らざるを得ないこともあると思いますが、極力は人混みを避けて過ごす方がエンパスにとっては好ましいです。
ネガティブな情報をシャットアウトする
エンパスにとって、なるべくネガティブな情報をシャットアウトすることが大事です。
たとえば、朝から殺人事件や多くの犠牲者を出した事故などのニュースを目にするだけで、エンパス体質の人はまるで自分に起こった出来事であるかのように、リアリティを伴って受け取ってしまいます。
他にも、ネット上の誹謗中傷ばかり書かれているサイトを閲覧したり、すぐに誰かの悪口や不平不満ばかり漏らす人と関わっているいるのであれば、何かしら悪い影響を受けています。
なので、いっそのことそれらとは関係を断ち切ってしまった方が賢明です。
常にお守りを持ち歩く
エンパスは、他人と自分の境目がはっきりしておらず、すぐに他人から発せられる感情や悪想念の影響を受けてしまいます。
だからこそ、自分を守ってくれる「アイテム」を常に身に付けることも効果があります。
たとえば宝石やアクセサリー類であれば、金、ダイヤモンド、水晶がネガティブなエネルギーを跳ね返してくれます。
あるいは、自分に合ったパワーストーンも効果的です。
一番のオススメは、自分の産土神社のお守りを持つことです。外出するときは肌身離さず持っておき、常に自分を守って下さっているのだとイメージしてください。
浄化の習慣を身につける
他人の思考や感情を自分の中に取り込んだものは、自分の中にネガティブなエネルギーとして溜まっていきます。
古くから日本人は、これを「邪気」として扱っていました。
そして、そんな邪気から身を守るために効果的なのは、「水」と「火」を使った浄化になります。
まず「水」を使った浄化は、シンプルに「手を洗う」ことです。
手は日常生活の中でも色んな場所に触れるため、人間の体の中でも邪気がつきやすい部位なのです。
ですから、自分の中に邪気が入ったと感じたら、すぐに水道のある場所まで行き、指先から邪気がどんどん流れ落ちているイメージをして手を洗うことをオススメします。
その際のポイントは、「手を振って水をしっかりと切る」ことです。
さらには、肩から指先まで掛けて、反対の手の平を使って邪気を追い出すイメージで丁寧に撫でると効果抜群です。
それだけで疲れがかなり軽減されます。
次に「火」を使った浄化をご紹介します。
用意するのはロウソクのみです。
ロウソクに火をつけたら、ゆらゆらと揺れる炎を眺め、炎が眉間を通って額あたりにある「第三の目」と呼ばれる場所に意識を向け、脳内で邪気が燃えているイメージをします。
脳の中に溜まった思考の乱れ、ネガティブな記憶、悩みや葛藤が次々に燃やされたと感じたら、その炎を胸の中心へと下ろしていきます。
そして、今度は胸の中心に溜まった怒り、イライラ、不満など、他人によって受けた感情のゴミを燃焼していくイメージをします。
すると、段々と心が明るく、軽くなっていき、かなりスッキリするはずです。
大事なポイントは、その日に受けた邪気は、その日のうちに浄化をすることです。
是非、今日から始めてみてください!
エンパスについてのまとめ
以上、エンパスについてお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
もし、これまであなたが誰かの話を聞くだけで極端に疲れたり、たくさんの人が集まる場所に居るだけで気分が悪くなることがあったのならば、「自分はエンパス体質だったんだ!」と知ったことによって納得できたのではないでしょうか?
エンパスは決して悪いものではありません。
しかし、エンパス体質を意識しないと、外部からのネガティブなエネルギーをもろに受け、心身に何かしら影響を受けるため注意が必要なのです。
それさえ理解できれば、人間関係を築く中でエンパス特有の共感力の高さは、他人のために十分に活かすことができる「才能」や「持ち味」に他なりません。
あなたがエンパス体質なのであれば、是非その「才能」や「持ち味」を大切な人のために役立てて下さい。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。
弥栄!