【清心洞察記 .6】君はセゾン

『清心洞察記』とは

これから、少しでも時間が出来た時に、

まるで自分のメモ書きのように、

心を清めていくための観察、問答、洞察、を

あるがまま、歯に衣着せず、自然に任せて書き記していこうと思う。

 

あくまで、自分のメモや日記のような立ち位置で、

それを他の人も読める、というようなものであるため、

敬は省略してあることを、予め記しておく。

 

最近

ゆにわでは

「セゾン」

がテーマとなっている。

 

各部署で

最低3人からなる

セゾンを組む。

 

師〝北極老人〟曰く

この「3」という数字が

非常に大事である、と。

 

3というと

『古事記』でいえば

アメノミナカヌシノカミ

タカミムスビノカミ

カミムスビノカミ

造化三神に当たる。

 

聖書でいえば

父と子と精霊

三位一体に当たる。

 

仏教でいえば

仏、法、僧

三宝に当たるであろう。

 

このように

世界中の宗教・思想において

この「3」という数字は

非常に重要な意味を持つ。

 

ちなみに、、

 

「セゾン」は

どこから来ているのか?

というと・・

 

一時期、

テーマに上がった曲である

櫻坂46の「二人セゾン」

からきている。

 

本来

セゾンとはフランス語で

「季節」

「旬」

などの意味だ。

 

しかし

〝北極老人〟が

この「セゾン」を口にするとき

そこには本来の意味を

超えたものが含まれている。

 

櫻坂46の曲中で

「セゾン」が使われるとき

このような使われ方をしている。

自分の半径1m 
見えないバリア張った別世界 
そんな僕を 
連れ出してくれたんだ

What made you do that?

作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S
編曲:Soulife 欅坂46「二人セゾン」引用

 

現代人は誰しもが

歌詞にあるような 

見えないバリアを張って生きている。

 

踏み込まれたくない。

傷つきたくない。

本当の自分を見られたくない。

 

だから

いつまでも心は満たされない。

 

どれだけ体の関係を持っても

深いところでは繋がることなく

一線を引いている。

 

近年では

夫婦間でさえ

見えないバリアを張って

お互いに距離を取る人々が多い。

 

それが「オトナの関係」だ

という言い訳をしながら生きている。

 

しかし

本当のところを言うと

彼・彼女らは 

もう疲れてしまったのだ。

 

裏切られることに。

傷つくことに。 

 

なぜ、分かるかって?

 

かつてのボクが

そのような恋人関係しか

作れなかったからだ。

 

何年も一緒にいて

同じ屋根の下に住んでいようと。 

 

しかし

そんなボクを

連れ出してくれた存在。

 

それが「キミ」である

 

そんなキミと

二人セゾン〜

二人セゾン〜

 

 

人はそれぞれ

因縁を抱えている。

 

それは

今生で作った因縁

のみならず

前世で作った因縁

家族の因縁

親の因縁

などがある。

 

ほとんどの人は

この因縁の中に

囚われて生きている。

 

わかりやすく言えば

死んだ親に借金があったとしたら

それを返すために

必死に働くようなものだ。

 

という話をすると

親を責める人もいるだろうが

それは見当違いも甚だしい。

 

それも含めて

過去生から自分が作ってきた

因縁によるものである。

 

過去生で

自分が誰かに対して

(お金だけではなく)

借金を背負わせたことで

自分に返ってきているのである。

 

だから

そもそもの問題として

自分に降りかかる苦厄は

自分の因縁によるものであるから

他人を責めること自体

ナンセンス。

 

しかし

そんなことはつゆ知らず

みな、

 

自分は悪くない!

あいつらが悪いんだ!

なんで自分ばかりこんな目に! 

 

と本質に向き合わないから

永遠と因縁から抜け出せないのだ。

 

それを自覚したうえで

新たな悪因縁を生まないよう

因縁を結び直すことが大切なのだ。

 

しかし・・

 

それは「ひとり」で生きていると

決して簡単なことではない。

 

どうしても

自分の悪い癖や弱点

悪因縁を生み出す種は

盲点になってしまう。

 

自分の書いた文章では

誤字脱字や違和感を

見つけるのが難しいようなものだ。

 

個人的な好き嫌いも

過去の因縁によるものだ。

 

だから

自分の好き嫌いで

生きている人間は

永遠と因縁の輪廻から

抜け出すことはできない。

 

そこで

「セゾン」

である。

 

ゆにわにおいて

組まれるセゾンは

決して仲良しこよしではない。 

 

むしろ

性格が真反対だったり

テンション高い系と低い系

大雑把と繊細

体壁が3種と2種 

など

てんでバラバラである。

 

だから

いつもバチバチやっている。

 

しかし

〝北極老人〟曰く

合わないからこそいいのだ。

 

単なる

仲良しこよしでは

因縁を超えることができない。

 

性格が合わない

からこそ

お互いが磨かれ合って

綺麗なミタマになっていく、と。

 

では、

それだけ合わないセゾンが

なぜ、やっていけるのか?

 

その理由はシンプル。

 

みな人生を懸けて

師匠〝北極老人〟のもとで

修行をしている仲間だからだ。

 

つまり、個人的な

善悪

好き嫌い

勝ち負け

を超えたところで生きようと

お互いに目指しているからである。

 

だからこそ

どんな関係性においても

この「三角形」が非常に重要なのだ。

 

2人の間には神様がいる。

3人の中心には神様がいる。

 

そうやって

小我(小さな自分)を超えて

大我に生きることが大切だ。

 

もちろん

そんなことは

口で言うほど容易くはない。

 

でも

ちょっと嫌なことが

あったからとて、

怒ったり

ムキになったり

毛嫌いしたり

することをやめて

いつも間に神様を立てたらいい。

 

相手の中に神様を見るようにしたらいい。

 

そうやって

いつどんな時でも

セゾンを組めるように。

 

これが今のボクたち

ひいては人類にとって

求められている、

と言えるだろう。

 

 

君はセゾン

君はセゾン

僕の前に現れて

君はセゾン

君はセゾン

日常を輝かせる

昨日と違った景色よ

生きるとは変わること

君はセゾン

HA-

作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S 
編曲:Soulife 欅坂46「二人セゾン」引用 

 

 

ゆきひろ