もしあなたが「起業して年収1000万円を稼ぎたい」と思われているなら、多くのひとが思う「アイデア」は、必要ありません。この記事を書いている私は、特技、コネ、資格なし(運転免許のみ)、アイデアなし、高校中退の低学歴、そして借金が1000万円を超すまで膨れ上がっていました。
そして、「起業してお金をたくさん稼ぎたい!」と思っては、大ヒットを夢見てアイデアをひたすら考えたり、「アイデア大百科」みたいな本を読み漁りました。
それから1年後の今、私はひと月で100万円を超す収入をこのパソコンで得ていますが、誰も思いつかないようなアイデアは、一切使っていません。むしろ、成功している人がたくさんいる方法をそのまま真似、つまりモデリングしました。
起業して、少ない作業量でも年収1000万円を得るには、成功している人の真似をすると上手くいきます。そこにオリジナルのアイデアは必要ありません。
「では実際に、アイデアなしの起業法で1000万円以上を稼ぐにはどうすればいいのか?」
それをこの記事で私が学んできたことをシェアします。
本日のコンテンツ
1. 失敗して破産することなく起業して成功するためには?
– 起業して1000万円稼ぐにはアイデアやお金よりも…
– 車の運転と起業の関係
– ビジネスの大原則
2. 起業資金2万円を6ヶ月以内に1000万円に増やす方法
– 最強のノウハウ
– 実践事例
– アイデアより商品より法的手続きよりも最優先すべきもの
– 1000万円を稼ぐのに実際に必要になることとは?
3. 最後に
1. 失敗して破産することなく起業するためには?
「起業する」と考えたときに、まず1番最初に考えられるリスクとしては、「失敗したらどうしよう…」というものだと思います。これは実際に私も考えていたので、なかなか「いざ起業しよう!」とは思えなかったのです。と言いますか、行動に移すことができなかったわけです。
なぜなら、「失敗して借金だけが残ってしまったら…」という恐怖のほうが、起業して大成功する夢よりも勝ってしまっていたからです。
これは、人間誰しもがしょうがなくて、私たちは夢や欲望に対するモチベーションよりも、恐怖から遠ざかるためのモチベーションのほうが遥かに強烈に働くからです(そうやって人類は生存してきたわけです)。
なので、おそらくこの記事を読んでいるということは、あなたも私と同じように「今すぐ起業したいけど失敗したら…」という不安を持ち、実際の行動に移せていないのではないでしょうか?
だからこそ、私もそうでしたが、「起業して成功するためのアイデア」を探しては、時間を浪費していく…の繰り返しをしてしまうのですよね(違ってたらごめんなさい..)。
起業して1000万円稼ぐにはアイデアやお金よりも“ノウハウ“
OKです。では早速、具体的は話に入っていきますね。まず起業するにあたって、大前提として「起業して成功するにはアイデアよりも“ノウハウ“が必要」ということを肝に銘じておくことです。
私が昔に居た環境の人たちは、
「お金さえあれば起業して成功できるのに」とか、「絶対に当たるアイデアはある、あとは金だ!」
という人たちがたくさん存在しました。もしかしたら、あなたも1度はこの言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。ですがこれは、『ただの言い逃れに過ぎない!』です。
と言うのも、これは起業家の間で常識のフレーズですが、
『お金がない状態から稼げなければお金があっても増やすことはできない』
です。
宝くじに当たった人なんかは良い例です。宝くじに当選した人は、ほとんどの人が数年以内に借金地獄に陥るか、あるいは破産をしています。
なぜそんなことが起こるのか?というと、彼らは「お金を稼ぐ能力・ノウハウ」がないにも関わらず、大金を手にしてしまったからです。そうなると、そのお金を増やす能力がないために、消費額だけが上がっていくわけです(つまり生活水準だけが上がってしまうのです)。また、投資なんて素人なのに、むやみに手を出しては大金を溶かす人もたくさんいます。
すると、みるみる内に手元の現金が減っていき..さらには1度上げた生活水準をまた元に戻すのは至難なため、結局は借金まみれになるまで「なんとかなる!」と思って何もせず、結果、立ち直れなくなるのです。
つまり、手元にお金がない状態から稼ぎ出す力がなければ、例えなにか奇跡が起こって自分の手元に大金が舞い込んできたとしても、数年以内にはむしろ元の生活よりも地獄となるのです。
統計データによると、1等当選者の約80%の人が10年以内に借金を返しきれず破産をしているという結果も出ているくらいです。
起業して稼ぐノウハウは車の運転のようなもの
このように、豊富な資金が手元にあったとしても、「アイデアを元に起業して大成功する!」なんてのは夢物語なのです(私もずっとそう思っていましたが…)。
とはいえ、1度でも自分の手でお金を稼ぎ出す力を習得すると、その後は面白いように稼ぐ金額を増やしていくことができます。その「起業してお金を稼ぐ」というのは、アイデアではなくノウハウ、つまり車の運転みたいなものです。
これは私が実体験として感じていることですが、まだ自分で稼ぐ力がなかった頃(起業する前)は、どうすればお金を稼げるのかが分かりませんでした。だからこそ、大ヒットしそうなアイデアを考えてばかりだったのです(しかも大抵、自分が思いつくようなものって、同じように何万人という人が考えています)。
ですが、起業して自分でお金を稼ぐ力を習得したら現在は、1日3時間くらいの作業量でも月に200万円ほどの収入を稼ぐのは簡単になりました。2016年に入ってからは、月に200万円、300万円という収入を平均的に得られるようになりました(私がどうやってお金を掛けずにその収入を生み出しているか、その具体的な方法はこの記事の一番下の無料メールマガジン内で詳細に公開しています)。
1度でも月に200万円を稼ぐノウハウを身に付けたら、その後また同じように生み出すのは簡単になります。繰り返しますが、それこそまるで「車の運転」のようなものです。
車の運転も、最初は“ブルブル“震えながらぎこちなくスタートしますが、ちょっと乗り続ければ、もう片手運転をしたり、バック駐車のときには助手席の女の子の背もたれに片手をちゃっかり掛けちゃったり出来てしまいます。音楽に乗って歌を歌いながらでも簡単に運転を出来てしまいます。
起業してお金を稼ぐノウハウというのも、それと全く一緒です。最初はギコチないスタートですが、少し慣れてきたら“ヒューヒュー“と口笛を吹きながらでも稼げるようになります。そう、“起業して稼ぐのにアイデアはいらない“のです。
ビジネスの大原則『とにかく最初はお金を掛けない』
これはどんなビジネス(飲食店、歯医者、エステetc..)にも共通すことですが、ビジネスでは『とにかく最初はお金を掛けない』というのが大原則です。
起業家として、「最初はお金を掛けずに小さくテストする」という考え方は、3度のメシよりも大切なマインドセットです。もし万が一、「これはイケる!」と最高に思えるアイデアで、テストもせずいきなり大金をつぎ込んだらどうなるか..
これは歴史を見ても数多の失敗事例がある通り、ほとんどの場合は上手くいかずに大失敗し、大金もそのアイデアに掛けた時間も労力も全て水の泡となります。
仮に豊富な資金を持っていたとしても、最初はお金を掛けずに小さくテストして、そのアイデアが上手くいくと分かってからGO!すれば、まず大失敗することはないですよね。
ビジネスでは広告を掛けことになりますが、これもまずは最小限の投資金で小さく小さくテストして、その広告が成功すると確認できてからもっと大金をつぎ込めば、面白いようにお金が倍々ゲームに増えていきます。
私はFacebook広告が得意なのですが、それでも最初はまず1日5,000円の広告費からスタートして、市場の反応をチェックします。それで、その広告費に対するターゲットのレスポンスが高いと分かれば(つまりその広告が上手くいくことがデータとして確認できたら)、そこで初めて広告費を増やします。
すでに潤沢な資本がある大企業を除き、私の周りにいる数億円、数十億円と自分の手で稼ぎ出し成功している起業家さんは例外なく、この「まずは小さくテストする」ということを口すっぱく言っています。
しかも今の時代、私たちが息をしているこの日本という国は、もうインターネットが十分に整備されています。そのインターネットを使えば、最初にお金なんて掛けなくても、ましてや特別なアイデアなんてなくても、起業して年収1000万、2000万、3000万円と稼ぎ出すことは可能です。
「西野さん、そうは言っても何から始めたらいいか分からないよ…」
と思われるかもしれませんね。なのでここからは、インターネットを使って2万円ほどの起業資金を半年以内に1000万円に増やす方法をご紹介します。
2. 起業資金2万円を6ヶ月以内に1000万円に増やす方法
まず、豊富な資金を持つ大企業ではなく、私たちのようなイチ個人が、少ない軍資金で1000万、2000万円という大金を稼ぐために必要なスキル(ノウハウ)が存在します。それは、、『ダイレクト・マーケティング』というものです。
最強のノウハウ『ダイレクト・マーケティング』とは?
『ダイレクト・マーケティング』というのは、その名の通り「直接的なマーケティング」です(マーケティングの意味は、顧客獲得をする行為全部と捉えてください)。つまり、自分のお客さんに“成りそうな”ターゲットに直接働きかけて、そして直接反応してもらう方法です。
至極、簡単に言えば、太っていることに悩んでいる女性の目の前に行き、「このサプリで脂肪燃焼できますよ、しかも今なら30日間の返金保障付きです」と言って商品を勧め、「はい、今すぐに購入させてください」と言って購入してもらうのがダイレクト・マーケティングです。
今のはあくまでも大げさに言いましたが、要するにある問題に悩んでいる人に直接的に声を掛け、そして直接的に購入してもらうのがダイレクト・マーケティングです。
もう1つ分かりやすい例を出すと、テレビショッピングはまさにダイレクト・マーケティングです。あれは、テレビで商品の紹介をして、「今、ご覧いただいているあなただけに特別価格でご案内!放送終了までに今すぐお電話を!」と言って、視聴者にそのまま直接、今すぐ購入してもらう方法ですよね。それがダイレクト・マーケティングです。
そして、私はこのダイレクト・マーケティングを使って、5ヶ月間で1000万円を稼ぎました。しかも、広告費を使ったのは0円です。つまり、ブログのサーバー代(3~5,000円くらい)とか、メールマガジンのシステム料(2万円/月)などのコスト以外は、一切軍資金を使っていないということです。それでも、インターネットを利用してのダイレクト・マーケティングは、こうやって軍資金を掛けなくても1000万円や2000万円を稼ぐことが可能なのです。
ここに、起業する際の特別なアイデアは必要ないのです。
実践!ダイレクト・マーケティング事例
私が具体的にやったのはこうです。最初に起業したとき(法人化する前)は、筋トレに関するブログを始めました。もちろん、無料ブログです。そして、2〜3ヶ月すると、そのブログにアクセスが集まるようになりました。当然、筋トレブログにアクセスする人たちというのは、「筋肉をつけたい人」ですよね?
そこで私は、自ら「筋肉を付けたいです!」といって集まってくる人たちに対して、「良かったらプロのトレーナーが教える食事管理法と自宅筋トレ法を解説したPDFレポートをプレゼントするので無料メールマガジンに登録してください」と言って、メールマガジンへの読者登録を勧めてみました。するとたくさんの人たちがその無料メールマガジンに登録してくれました。
そして、登録してくれた人たちに、「さらに良かったらこんな商品があるので、興味があれば購入してみてください」と言って、2万円弱の商品と10万円の商品を紹介しました。そうしたら、想像以上の人たちが購入してくれたのです。
ここまで、集客はブログだけなので、広告費は1円も使っていません。そうして、初めて商品を紹介してみた初月にはいきなり50万円の現金を稼ぐことができたのです。つまり、広告費を1円も使わない(コスト2万円くらい)で50万円を稼げてしまったということです。
今見たように、「この問題で悩んでいます!」とか「こういうことを知りたいです!」という人たちを直接集めて、そしてその人たちに直接商品を紹介、勧める。これが『ダイレクト・マーケティング』の実例です。
アイデアより商品より法的手続きよりも最優先すべきもの
私も初めて起業を考えたときは、「会社設立はどうするのかな?」とか、そういうことばかりを調べていました。でも、実際に法人化して思うのは、「最初はそんなことどうだっていい!」ということです。
正直、法人化は実際に収益が上がり始めてからすればいいだけで、法人化にしなくても『個人事業主』として起業することだって可能です。しかも、ちゃんと自分が使ったコストの領収書などだけ取っておけば、税金問題も特に心配いりません。
多くの人は起業を考えたときに、法人化の手続きや事務所の用意、あるいはアイデアを考えたり商品を作ろうとします。が、最初はそれらのものは必要ありません。
手続きより事務所よりアイデアより商品より、もっと最優先すべきものがあります。それが『集客』です。自分が入りたい市場(例えばダイエット市場、筋トレ市場、占い市場、恋愛市場など)を決めたら、まず最初に集客からスタートです。そこに突拍子のないアイデアは必要ありません。
必要なのは、その市場で成功している人のノウハウをモデリング(真似)する能力です。それがダイレクト・マーケティングなのですが、それさえ持っていれば、今後、新たにビジネスや事業を立ち上げようと思ったときでも、最初にお金を掛けなくても簡単に軌道に乗せることができます。
集客ができれば、仮に自分の商品なんて持っていないとしても、誰か他の人の商品をアフィリエイト(紹介して仲介料をもらう仕組み)で稼ぐことができます。
そして、アフィリエイトで自分がその市場で稼げると分かったら、それから自分で商品を作って販売すれば、成功が分かった状態でビジネスをスタートできます。つまり、アフィリエイトで稼ぎながらもテストでき、しかもすでにお客さんを抱えている状態で自分のビジネスをスタートすることができるのです。
これはまさに「まずは小さくテストする」という行為そのものです。
1000万円を稼ぐのに必要なこととは?
では、最初にお金を掛けることなく1000万円を稼ぐにはどうすればいいのか?というと、「お客さんを集める」ですよね。そのお客さん集めで、例えば「この問題を抱えています!」とか「そのことに興味があります!」という人たちのリストを200人でも集めることができれば、1000万円は稼ぐことができます。
「でも西野さん。200人の人たちを集めるのって難しいですよね?」
そう思われるかもしれませんが、そんなことはありませんよ。今はFacebookやツイッター、YouTube、そしてこういったブログなど、無料でお客さんを集める方法ならたくさんあります。私はツイッターをやっていませんが、Facebookだけで1ヶ月150人のお客さん候補(以降、見込み客)を集めていました。もちろん無料です。
あなたが入りたい市場に関することで、Facebook上で拡散されるような記事をアップします。で、その下にメールアドレスを登録してもらうフォームを貼っておきます。そうすれば、すぐに多くの人を集客することができます。あとは、その集まってくれた人たちに、「こんな商品ありますが興味があれば使ってみてください」とアフィリエイトでも、あるいは自分の商品でも販売するだけです。それを繰り返すだけで、1000万円は稼げます。実際に私が経験したことです。
起業して1000万円を稼ぐのに、特別なアイデアは必要ないのです。必要なのは、すでに成功している人のダイレクト・マーケティングの方法をモデリング(真似する)力だけです。
3. 起業のアイデアは年収1000万円まで必要ない!(まとめ)
いかがだったでしょうか?この記事では、「起業して年収1000万円を稼ぐのにアイデアは必要ない」ということを、自分の実例や経験を取って解説してきました。もちろん、これは私だけではなく多くの人が成功していることです。
みんなどうしても、「起業しよう!」と考えると、何か大きなことをしようとしたり、ビッグなアイデアを考え付こうと思うのですが、それはナンセンスです。
確かに、私もホリエモンとか、ソフトバンクの孫さんとか、アメーバブログのサイバーエージェントとか、Facebookとか、どうしてもそういうのに憧れて、そのくらいビッグなビジネスをしたい!と考えます。でも、彼らもメディアでは「いきなり大成功した!」と表現されることが多いですが、どの人たちを取っても最初は小さく小さくスタートしているのです。
ホリエモンもそうだし、孫さんもそうです(関連書類を調べれば詳しく分かります)。そしてあのFacebookだって、今でこそ全世界で広がっていますが、最初、スタートアップしたときは自分の大学のサークル仲間だけから始まったのです。そこからテストを繰り返し、徐々に今のような大きな帝国を築き上げています。
なので、この記事でご紹介した通り、もしあなたが今後、起業家として1000万、2000万、3000万と手取りで稼げるようになりたいと思っているのなら、「最初はお金を掛けないこと」や「まずは小さくテストをする」という『起業家マインドセット』をぜひ覚えておいてください。
これは、私の師匠である億万長者の起業家にこっぴどく言われ続けたことです。参考にしてください。それでは今回の記事はこの辺で終わりたいと思います。長い記事、お疲れ様でした。
バイチャッ!
西野之啓