こんにちは、西野です。
新幹線でゲボを吐いたらまずいので、どうしてもパソコンを触れない西野です。
これは、とても損していますね。移動が多い日が続くと、新幹線の中ではチャンスです。が、私はどうしても、移動中にパソコンを触れません。酔ってしまうからです。
クラッという感じです。
なので、そういう時は、短時間でも寝るようにしています。少し本を読んで、音の波の流れがゆっくりとした音を聞いて、短時間でも深い眠りになるよう自分を誘導します。こうすることが、私のような体質にとっては最善だと思うのです。
「こういう欠点がある」
おk、ならどうやってその欠点を活かすことが出来るか。それを自問自答していきます。
欠点は確かに欠点ですが、それも「物は使いよう」ですよね。この「物は使いよう」ですが、言ってみれば『意識を切り替える』とも表現できます。「視点を変える」とも。
この『意識の切り替え』というテクニックは、自分のIQすら変えてしまいます。IQ が高くなるということは、良い人生を手に入れやすくもなります。幸福感も感じやすくなります。
それはそうで、思考能力が高くなれば、問題を解決したりトラブルを乗り越えたりそういう能力も高くなるからです。
そうなると、次々に良い方向に進めるようになっていくので、「運が良くなる」とも言えます。
運が良くなるとは、良い人と出会えるようになったり、楽しいことやハマることに出会えたり。夫婦で喧嘩が多いとしても、喧嘩のない良い方向へと進んでいけるようになります。
詳しく説明しますね。
昨日、福岡でのことです。
福岡に行く機会があって、そのまま有名な太宰府の天満宮に行きました。
で、最初に福岡に着いたときに、60歳くらいのタクシー運転手さんに「太宰府ってどんなところですか?」と聞いたら、「いやもう、中国人ばっかですよ、もう、大量です」と返ってきました。
その運転手さんいわく、毎日バス50台分くらいで中国人や韓国人の観光客が来ると言っていました。
バス50台分の中国人韓国人観光客ですよ?想像しただけでも驚愕です。
さらに運転手さんは、「ろくにお金も使わないのに、しかも“ギャギャー”うるさいし大声で、なんか品もないし下品だよね」と言ってきて、私も正直「確かに」と、彼らに対してネガティブな印象を持ちました。
私はそのとき、中国人・韓国人を見下した感情で捉えてしまったのです。
でもなぜ福岡は中国人や韓国人が多いのか、という疑問が出てきます。が、どうやら、福岡の港に船がたくさん来るんだそうです。フェリーとかが。だから、毎日どんどん中国人や韓国人が来るんだとか。
なるほどですよね。
で、その次の日の朝に乗ったタクシーの運転手さんに、「最近、この辺って中国人や韓国人がわんさか集まってくるんですよね?毎日バス50台分とか。それでいて、お金もろくに使わないとか」
と聞いたら、
「う〜ん、そうなんだよ。でもさ、あ〜りがたいことだよねぇ。だって、こうやって日本に興味を持ってくれて、船でもなんでも立ち寄ってくれてるんだから。それだけでありがたいとよ」
という返事が返ってきました。
私はこの運転手さんの返答を聞いたとき、「ドッゴーン!」と強烈な稲妻が走りました。
なぜなら、私は「ガヤガヤうるさい迷惑な連中」という共通の敵を作って、運転手さんと会話を発展させようと思っていたからです。
でも、その運転手さんは、ほとんどの人が迷惑がっている中国人や韓国人の観光客に対して、ニコニコしながら「ありがたいとよ」と感謝をしていたのです。
それを聞いた私は、「なんと恥ずかしい考えだったか…」と衝撃を受けました。
つまり、自分で普段から言っている『物事の捉え方』を、タクシーの運転手さんに教えてもらったのです。
その事象が起こったときに、どうやって捉えるか、という話です。
これは、頭で理解して、意識して生活をしていたとしても、どうしても嫌なことだったり、イラっとすることが起こると誰かを恨んだりしてしまいます。
「あの人のせいだ」「あの人が悪い」などと考えてしまったり、人の失敗や失墜を心で望んでしまったり。
要するに、周りの人に対して感謝を忘れてしまうことによって、色んな摩擦や捻(ねじ)れが起こってしまいます。
それがトラブルの原因になったり、辛い事件が起こったりと繋がっていきます。
でも、そういう周りの人たちや事象に対して逆に感謝をしていくことで、夫婦や家族でもそうだし、周りの人たちと摩擦が減っていきます。
とはいえ、結局は「分かっちゃ言えるけど」の典型例で、とにかく実践は想像以上に難しいものです。
私たちはどうしても、感謝を忘れてネガティブな面ばかりに目が行ってしまいます。
恋人関係なんか特にです。
人間関係の大概の揉め事というのは、この「感謝」の欠如です。感謝を忘れるから喧嘩したり、揉めてトラブルを引き起こしたりします。
例えば、電車で移動しているときに、若い韓国人カップルがベチャクチャと物凄いマシンガントークでした。
「おいおい、ここはお前らの部屋かよ、俺はお前らの部屋なんかに遊びに来たつもりはねぇよ」
というくらいうるさかったんですね。
おそらく彼らからしてみたら、「どうせ何話してるかなんて分かんないだろう」と言う感覚で、電車の中で周りに人が居ても大声で話すのかもしれません(あとは文化的にも)。
それを聞いていた私は段々イライラしてきたのですが、そのときにタクシーの運転手さんが頭に現れてきて、
「でもさ、あ〜りがたいことだよねぇ。だって、こうやって日本に興味を持ってくれて、船でもなんでも立ち寄ってくれてるんだから。それだけでありがたいとよ」
と私に語りかけてきたんです。
その瞬間、フッと気持ちが楽になってイライラが収まり、穏やかな気持ちになりました。
つまり、彼らに対して心の中で、「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちが私のエネルギー状態を変えたのです。
怒りや不満などの尖った状態ではなく、優しく親しさなどの柔かい状態です。
こうなったら最強なもんで、彼らにも親切にしてあげようという気持ちになってくるのです。
これが夫婦関係だったらどうでしょう。
間違いなく、喧嘩や摩擦を穏やかにしていくことができるのではないでしょうか。
ちなみに、そのタクシーの運ちゃんですが、年齢は78歳と言います。ずっと何十年と定年まで勤めてきた会社を退職して、その後にタクシーの運転手を始めて。
そして、
「本来なら75歳になったらタクシーの会社も退社なんだけど、今の社長さんが、“君は成績もいいし、お客さんにも対応が素晴らしいから、ぜひ残って続けて欲しい”と言ってくれてね。ありがたいとさ、う〜ん。もう本当にありがたいとよ」
とニッコニコしながら前を向いて運転をしているんです。
もう、私は一目惚れくらいの勢いで、斜め後ろから、太陽の陽気を浴びて車を運転する大仏さまをガン見していました。
あ、この人は悟った人だな、と。
ずっとニコニコしてるんですよ、さすがは78歳です。カッコ良かったです。
とにかく、この「感謝の気持ち」を持てると周りの人やパートナーと、気持ちの良い関係を持てるようになります。
感謝を忘れるから、色々と問題が起こっていきます。人間関係が拗れていきます。これはもう何度も経験があります。
そうやって喧嘩をしてきました。大ゲンカもしました。
私も含め、ほとんどの人はこうやって感謝を忘れてしまいます。物事やその人の悪い面ばかり見てしまうようになっていきます。
ですが、たとえ辛いことがあっても、常に感謝の気持ちを持って接するようにしていく。
そうすれば、なにか物事が起こったときに全く違う(感謝)フィルターで捉えらるので、行動や結果が大きく変わってくるようになります。
それはつまり、「運が良くなる」と言うことです。
悪いことは悪いことを呼び、良いことは良いことを呼んでいく。
この感謝のフィルター(略して感謝フィルター)を通して色々と物事や人間関係を見ていくと良いことに気付けるようになります。
今回は、福岡や大阪に来ているのですが、今回の大きなテーマは『感謝』なんだ、と気付くことが出来ました。
実は私たちは生きていて、普段から色んなメッセージを受け取っています。高次元の自分からです。
こういう話をすると、世間的に拒否反応を起こすので、
「潜在意識が味方をしてくれて、色んな物事やチャンスに気付きやすくなる」
と認識してもらって構いません。
つまり、私が良く使うスコトーマや、脳(RAS)の情報キャッチです。
例えば、ずっとエロいことを考えている人は、エロいことばかりに目が行くようになります。そして気がついたら、パソコンの中にエロ画像や動画ばかりを引き寄せてしまいます。
それと一緒で、私たちは顕在意識と潜在意識が求めていることを引き寄せて(または発見して)いきます(ちなみに、潜在意識の力のほうが遥かに強力に働きます)。
まぁ要するに、「より人間的に成長している自分」を考えてみて、
「その自分はどんなことを今の自分に教えてくれているのかな」
と考えてみる、ということです。
そういうフレーム(思考の枠)を採用してみると考えてください。そうすると、普段の何気ない生活で色々なことに気付けるようになります。
もっと分かりやすく言えば、
「今回のゴールデンウィークは一言でまとめるとどんなテーマになるかな」
と考えて生活してみるのです。
そういう思考を繰り返していくと、知らない人や赤の他人との、ほんの一瞬の少ない言葉数からでも大きな気付きを得ることが出来ます。
それがメルマガのネタになったり、人間関係を良くする練習になったり。
例えば夫婦やカップルだとしたら2人が最高に幸せな状態を想像します。で、その状態(次元)の自分なら今の自分になんて言ってくるかな、と考えてみるのです。
そうすると、「この一言は言わない」とか「ちょっとした気遣いをしてあげる」とかが心から出来るようになります。
嫌な部分ばかり目がいってしまうと優しく接してあげたり、気遣いをしてあげられなかったりします。
ですが、良い状態の自分にアクセスして、その自分からメッセージを受け取ると自然とその場その場の行動が180度変わっていきます。
私はこういう部分で、過去に散々、失敗をしてきましたので、特に今は意識して生活しています。
その重要な鍵を握っているのが『感謝』です。
100%感謝をしている自分を想像してその自分になったつもりで考えてみる。そうすれば、周りの人に対しても優しく親切に行動できるようになります。
今回は、「高次の自分にアクセス」とかちょっと怪しいワードが出てきましたが、要するに「イメージのテクニック」です。
イメージのテクニックというのは、私たちの脳にとって素晴らしく効果のある方法です。
IQが並外れて高い人達は、このイメージ能力がズバ抜けているということをあなたもきっと1度は聞いたことがあるでしょう。
ウォルト・ディズニーやアインシュタイン、、
つまり、感謝して優しい気持ちの自分を想像して、その状態で何かを考えたり行動に移したりする、ということです。
このイメージのテクニックは、イライラしてしまって、なかなか感謝の気持ちを持てないときには、頭の中にもう一人、全く別の自分をイメージしてみて、その人間が自分に優しく語りかけてくるということをすると良いです。
この感覚を少しずつ何度も練習していくとムカつくと思う人やイラっとする言動を見ても穏やかで優しい心を持てるようになります。
ぜひ試してみてください。
ちなみにこれって、日本民族が遥か古代から使ってきた「見立て」という奥義の一つです。
「見立て」は、絵画や歌舞伎などの芸術で頻繁に使用される技法で、普段、私たちが何気なく参加している『お祭り』も、大昔から日本人が続けてきた「見立て」の一つです。
こういうのも、また何か色々と、シェアしていけたらなと思います。
それでは長くなりましたので、今回はこの辺にて。ではまた!
西野之啓
追伸:
今回の話は、コピーライティングやメルマガにも同じことが言えて、自分の文章を呼んでくれている人たちを想像して、その人たちが物凄い笑顔になっているところをイメージした状態でブログやメルマガを書く。
あるいは音声でもレポートでも、セールスレターやコンテンツもそう。
このイメージテクニックを使うと、読者さんやお客さんたちに対しても良いエネルギーを渡してあげることが出来ます。
例えばこのメルマガに、見えないですが白く輝く光が載っかっている、とイメージしてみてください。そして、この文章から、どんどん暖かい何かが自分に入ってくることを感じてください。
この状態と同じ状態で文章を書くと、本当に自分が書いた文章に莫大なエネルギー(情報)を載せることが出来ます。
とはいえ、商品を販売するためにはやはり他のテクニックや心理学の技術が必要になってくることは確かです..
そういうセールスとかビジネス的な技術は、すぐ下のレポートとメルマガに譲ります。
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