こんにちは、西野です。
今日、ふとニュースに目を通したら、
「小室哲哉が引退！不倫騒動…」
なんていう、ニュースがやっていました。
あらら…。バレちゃいましたね。
正直に言うと、別に誰かが不倫していた！なんて言うニュースって、本当にどうでもいいって思うんですよね。
芸能人とかの、
「誰と誰が熱愛してました！」とか、
「アパ不倫！」とか、
そう言うのを知ると、アパ不倫とかは“ガキ使”のような感じで、ネタとしては面白いんですけど、本来はそう言うのって、どうでもいいよなぁ〜って思っているのが、個人的な意見なんですけど。。
で、ここで男女間でよく話されている、
「あなたは不倫を許す？許さない？」
「どこまでが浮気？どこからがアウト？」
みたいのって、あるじゃないですか。
この質問の答え、あなたはどう答えますか？
とは言っても、この問題って非常にシビアで、人それぞれ違うだろうし、その時の状況や相手にもよると思うんですよね。
なので、私が思うに、その行為だけを見て
「不倫は絶対的に悪いものだ！」
とは思わないんですよね。
ただ、そんなことを言うと、
「じゃあ、西野さんは不倫賛成派なんですね！？
あぁ、ヤダヤダ！ケッ、汚らわしい。あっちへおゆきなさい！」
とか言って、豆を投げつけられそうですが、そう言うわけではありません。
不倫経験者は半数近くというアンケートも…
例えば、じゃあ自分が絶対に今後、他の異性に対してそう言う感情を持たないか？と言われたら、それは絶対とは言い切れないですよね。
これは、あなたも同意見だと思います。
実際に以前、私のメルマガ読者さんに「人には言えない悩みはありますか？」というアンケートをとった時に、数十人の人が、
・不倫をしていること。またそれを誰にも言えないこと。
みたいな回答があったんですね。
だから私もそれを見て、
「あ、実はかなり多くの人が、不倫ってしてるもんなんだな」
って気付いてしまったんですね。
そして事実、アンケートによっては、既婚の回答者の約半数が「不倫をしたことがある」と答えたものもあるのが現状です。
あなたはどうでしょう？
あるいは、あなたの周りで「誰かが不倫をしている」という話を聞いたことありませんか？
なぜ人は不倫をするのか？
で、これはもう答えの出ない論争だと思いますが、なぜ人は不倫をするのだと思いますか？
「そんなの、相手を嫌いになったからに決まってるだろう！」
って思いがちですが、そうとも言い切れません。
だって、相手を嫌いになったわけでもなく、その人と一緒にいたいと思っているのに、でも他の人ともキュンキュンを楽しみたいって人もいるじゃないですか。
そういう人って、恋愛ドラマをよく見る人に多いんですけどね。
なんでかっていうと、恋愛ドラマって、キュンキュンするような物語になっているので、
「良いなぁ」
「わたしもキュンキュンしたいなぁ」
って一瞬の憧れを持ってしまうんですよね。
だから、恋愛ドラマをよく見る人って、かなりの確率で、
『胸キュン依存症』
になっているので、そういう刺激をドラマだけじゃなくて、リアル（現実）でも求めるようになるんですよね。
そうして、結婚生活やお付き合いが長いカップルである場合は余計に、理想の世界（ドラマで作り出される夢・妄想）と自分の現実とのギャップを比較して、
「自分は幸せじゃないのかも…」とか、
「わたしだってこういう経験をしたい！」とか、
「今の人ではこういう気持ちにしてくれない」とか、
そんな風に落ち込んじゃうんですよね。
要するに、好きか嫌いかは置いといて、恋愛ドラマも他のメディアと同様、一種の洗脳なんですよね。
なぜなら、本来は満足にご飯を食べさせてもらっている、支えてもらっている、自分と一緒に居てくれるってだけで、有りがたいことなのに、恋愛ドラマはそれをスッカリ忘れさせて、
「こういう恋愛が理想のラブストーリーだよね」
みたいな感じで、夢を魅せているからなんですね。
もちろん、私は「恋愛ドラマを無くせよ」と言いたいんじゃなくて、事実として、恋愛ドラマにはそういう『副作用がある』ということですね。
つまり、一種の危険ドラッグと一緒ってことです。
危険ドラッグって、刺激を求めてするわけですよね。
それで、慣れてくると
「もっと強い刺激が欲しい！もっと！」
ってなって、どんどんドラッグ中毒になっていくじゃないですか。
この状態になると、マジで抜け出すのが辛いんですよ。
お酒もタバコも一緒ですよね。あれらも、どんどん使用量が増えていくものですよね。
それと一緒で、恋愛ドラマも、あれは視聴者に「刺激」を与えるわけで、それに慣れてくると、どんどん刺激が欲しくなってきて、そこから「現状の幸せ」では物足りなくなってしまうんですよ。
つまりこれは、「刺激を求める」タイプのことなら全てに言えることなんですけどね。アクション映画とかも然りで。
それで、さっきの質問に戻りまして、なぜ人は不倫をするのか？
それは、途中でちょっと触れたことなんですけど、要するに
『有り難（がた）さを忘れるから』
だと私は思います。
つまり、一緒に居てくれる人がいること、支えてくれる人がいることの“有り難さ”を忘れて、
「もっと幸せになりたい！」
「もっと刺激が欲しい！」
って思ってしまうから、“今の人”では物足りなくなってしまうんですよね。
だから、世間的に思われている「幸せ」で考えると、
「幸せを追い求めると破滅する」
とも言えてしまいます。
なぜなら、世間的に言われる「幸せ」って言うのは、
・たまにの美味しいご飯を食べられたら幸せ
・贅沢な旅行ができたら幸せ
みたいな感じで、「現状よりも刺激的なこと」に対して使われるケースがほとんどだからです。
幸せを求めると破滅する！？
もちろん、私は「現状維持が良いんだよ」と言いたいわけではありません。
私たちは人として生まれてきた以上、
・より良く
・より豊かに
なるために成長していくことは、生まれながらの使命です。
なので、ビジネスをしている人なら、ビジネスをより良いものに、家庭を持っている人なら家庭をより良いものに、と努力していくことは大切なことです。
ですが、その成長の目指し方において、
「欠乏感を埋める（刺激を求める）ための努力」
は、返って自分を破滅の方向に追いやることになります。
そうではなく、
『自分が生かしてもらっていること、自分を思ってくれる家族がいること、美味しくご飯を食べられていることに“有り難い”と感謝し、それをより良いものへ、さらに豊かなものへとする努力』
をしていたらまず、
「今の人では物足りない」
「今の相手では幸せじゃない」
なんて言わなくなるはずです。
正確には、私たちは「生きているだけで幸せ」なのです。
これは綺麗事とか云々ではなく、本当にそうなのです。
だって、今もこうしている間に、交通事故で死んでしまう人もいれば、重い病気を患って、死をさまよっている人だっています。
ですが、そんな中でも、私たちはこうして息をして、考えて、安らいで、自分がやりたいと思ったことをやれる。
それだけで、私たちはすでに「幸せ」なのです。
ほとんどの人は、幸せの定義を間違えているから、今の現状に欠乏感を感じ、もっともっと刺激が欲しいと飢えていくのです。
ですから、私は不倫をしてしまう人というのは「感謝を忘れる人」だと思うんですね。
あるいは、しょっちゅう喧嘩ばっかしてるカップルって言うのはまさに、相手に対して感謝を忘れるから（つまり全て当たり前に感じるから）、相手にそれ以上を求めて喧嘩をしちゃうんですよね。
以前の私も、本当にそんな奴でしたから、余計に理解できます。
私は、「ありがとう」という究極の言葉を言わなくなったカップルは、絶対に上手くいかなくなると思います。
それは若いカップルでも、付き合いが長い夫婦でもです。
洗い物をしてくれたら、ありがとう。
遅くまで働いてくれたら、ありがとう。
そうやって、お互いの些細な優しさや思いやりに感謝しあえるカップルは、絶対に上手くいくはずです。
ですし、お互いが普段からそうやって感謝し合っていたら、もし他の人のことを
「あ、ちょっと素敵かもっ」
って思ってしまったとしても、不倫をしようなんて考えないはずです。
不倫をしようとした瞬間に、相手の顔が浮かんできて、自然とやらないようになるでしょう。
ですが、普段からいがみ合っていたり、相手に物足りなさを感じていたら、
「あの人が大切にしてくれないから悪いんだ！」
とかなんとか言っちゃって、人のせいにして簡単に不倫をしやすくなるはずです。
だから、恋愛ドラマとかの見過ぎで欠乏感を感じ、より強い刺激を求めるんじゃなくて、何事にも有り難さを感じ、些細なことから相手に感謝をする。
片方だけでもそうなったら、一緒にいる相手も自然と変わり、自然と上手くいくようになるはずです。
と言うことで、今回は長くなったので、この辺で終わりにしたいと思います。
また一人でも多くの人にこの考えが広がり、温かい家庭が増えますようにと願いを込めて筆を置きます。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
西野ゆきひろ
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西野ゆきひろ
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