情報商材の作り方マニュアル

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この記事を書いている人
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西野ゆきひろ

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おそらくこの記事を読んでいるということは、「情報商材を作って稼ぎたい」と思われているのでしょう。しかし同時に、「情報商材を作るのは難しい」とも思われているかもしれません。

実際、私が今まで多くの人たちにビジネスを教えてきて聞かれるのが、「私にも情報商材を作れますか?」という質問です。

しかし私はいつも同じ答えを言います。「簡単ですよ」と。情報商材を作るために必要なものを用意して、あとはポイントを意識して作れば、どんな人でも作って、そしてそれを販売して稼ぐことは可能です。

今回の記事では、まだ1度も情報商材を作ったことがない初心者でも、ゼロから作る方法、そして買ってくれた人が喜ぶ構成方法をお伝えします。

なのであなたがこの記事の内容を踏まえて情報商材を作れば、ネットビジネス初心者でも、商品を販売して稼ぐことが可能になります。

. 情報商材についての前提知識

まず初めに情報商材について基礎知識を持っていない方は、こちらの『情報商材についての基礎知識』を参考にしてください。

簡単に触れると、情報商材とは要するに「情報」が商品となっている物のことを言います。一般的な書籍も、インクが刷られた紙が欲しいのではなく、そこに文字で書いてある内容、つまり「情報」を購入していますよね。そういった情報が商品になっていることを「情報商材」と呼びます。

そして、情報商材を作って販売する人のことを「インフォプレナー」と呼びます。また、誰かが作った情報商材をアフィリエイトする(紹介して報酬を得る)人のことを「アフィリエイター」と呼びます。

この、インフォプレナーとアフィリエイターのマッチングを行っている有名なASPは、インフォトップインフォカートです(もちろん、他にもあります)。

この記事では、情報商材を販売して稼ぐためのASPとして、インフォトップをご紹介しますが、後ほどまた改めて詳しくご説明します。

. 情報商材を作って稼ぐ前に

まず情報商材を作って稼ぐに当たって、予めそのメリットとデメリットを押さえておくことが大切です。私が実際に、情報商材をたくさん作って販売してきて感じるものをご紹介します。

. インフォプレナーのメリット

インフォプレナーのメリットとしては、第1に挙げられるのはその『利益率』です。

基本的に情報商材の場合、その作成コストはほとんど掛かりません。

例えば、何かの器具など「実態のある物」を作成するには、どうしても製造コストが掛かりますよね。しかし情報商材の場合、あくまで商品は実態のある物ではなく、「情報そのもの」が商品になります。ですから、繰り返す通り、情報商材を作るに当たって製作コストがほとんど掛からないのです。

実際、私が過去に作ってきた情報商材に掛かったコストは「0円」です。理由は後ほど分かりますが、PDFコンテンツを作るのも無料ですし、音声を録音と修正するのも、現代ではお金が掛かりません。さらには、動画もスマホで撮影し、それを無料ソフトで編集すれば0円です。

つまり、掛かるコストというのは『労力』だけであり、情報商材を作ること自体にお金は必要ないのです(もちろん、こだわってお金を掛けるのも可能です)。

ですから、例えば情報商材を作って3万円で販売するとします。そして売れたら、決済手数料以外はほぼ利益となるわけです。これこそが、「情報商材は稼げる」と言われる最たる理由です。

またもう1つのメリットとしては、そのレバレッジにあります。つまり、情報商材は1度作成してしまえば、あとはいくらでも複製可能なのです。

ですから、ネット上を介して、何人、何十人、何百人に情報商材を販売しても、その複製に掛かるコストは「0円」になります。だからこそ、情報商材は利益率が8〜9割になるのです。

そして最後のメリットとしては、「アフィリエイターが紹介してくれやすい」ということです。

実態がある物の場合、製造に掛かるコストが(他にも仲介者が多く)あるため、アフィリエイターに支払う報酬がどうしても低くなってしまいます。1万円の商品でもアフィリエイト報酬を1,000円とか2,000円くらいにしかできない場合が多いです。

が、情報商材の場合は、製作コストがほとんど掛からないため、アフィリエイターに報酬を多く支払うことが可能になります。

なので、例えば3万円の商品を作ったら、2万円のアフィリエイト報酬に設定しても、約1万円弱の利益が出る、ということです。

当然、アフィリエイターは報酬が高い商品を紹介したいわけですから、より多くの人にあなたが作った商材を広げてくれることになります。

. インフォプレナーのデメリット

では逆に、インフォプレナーのデメリットを考えてみます。

これは私の周りのアフィリエイターやインフォプレナーとの話しで出てくるのですが、それは「アフターサポート」です。

アフィリエイターとして、他人の情報商材を紹介する場合、それを販売したあとは、商材販売者であるインフォプレナーが購入者への対応、サポートをすることになります。

ですから、インフォプレナーはアフィリエイターよりも「責任がある」ということです。

なので例えば、(ほとんど無いですが)もし万が一、クレームや返金請求があった場合は、インフォプレナーが対応することになります。また、質問などにも答えていく必要があります。

この「責任が重くなる」という点が、アフィリエイターとインフォプレナーを比べて考えてみたときに、デメリットと呼べるのかな、と思います。

もっとも、実際に情報商材を作って販売してみれば分かりますが、そのデメリットもほとんど感じません。ただ、人によっては、煩わしく感じたり、デメリットと言う人もいるのでご紹介しました。

それ以外のデメリットに関しては正直、思い当たることがありません。それくらい、情報商材というのは、コストが掛からず利益率が高い、複製が無限的に可能であるので、メリットのほうが遥かに強いと言えます。

. 情報商材を作って稼ぐために必要なもの

それではここから、情報商材を作成し、それを販売するために必要なものをご紹介していきます。

. ASPアカウント

まず最初に、情報商材を作成しても、ネット上で販売しなければお金を稼ぐことはできませんよね。ですのでまずは、その商材を販売するための「決済システム」が必要になります。

決済システムとは要するに、お会計ですね。このお金のやり取りをするための決済フォームなどが必要になります。

この決済システムは色々な方法があって、直接あなたの口座に現金を振り込んでもらうこともできます。あるいは、PayPalのビジネスアカウントを作成して、顧客と直接あなたがお金のやり取りをすることも可能です。

ただしここでは、最も簡単であり初心者にとってオススメの「ASPを利用する」をご紹介します。

ASPとはアフィリエイト・プロバイダー・サービスという意味です。

自分の作った情報商材をこのASPに登録することで、クレジットカード決済やコンビニ払い、あるいは銀行振込みなどの決済周りを、代わりに対応してくれます。

ただし、ASPごとによって決済手数料が違います。この手数料に関しては、どの決済システムやASPを利用しても必ず引かれてしまいます。

で、今回ご紹介するのはインフォトップ。インフォトップは、情報商材を扱うASPの中では日本最大となっています。ですので、インフォトップの『販売者アカウント』を作ってしまえば、あなたも簡単に自分で作った情報商材を販売することが可能になります。

またインフォトップの場合、登録しているアフィリエイターも多いため、あなたの商材のアフィリエイト報酬を高めに設定すれば、知らないアフィリエイターでもあなたの商材を紹介してくれたりもします。

これから情報商材を販売するのであれば、必ずインフォトップのアカウントは持っておきましょう。

ただし、1つだけ注意が必要なのが、インフォトップの場合、売上金が振り込まれるのは2ヶ月後となります。例えば、1月に売上げた報酬は、3月の5日に振り込まれることになります。つまり、キャッシュフローが遅いのが難点です。

これは、どのASPを利用しても同じくらいになります。もしすぐに現金が欲しいという方は、PayPalのビジネスアカウントを作成し、自分で決済ボタンを作成することをオススメします。PayPalの場合、売上金を早くて3日ほどで自分の銀行口座に移動させることができます。

. コンテンツ制作ソフト

そして何より必要なのが、情報商材を作成するためのソフトたちです。とはいえ、これらは殆ど無料で使える物で十分です。

. ワードソフト

まず最も良く利用するのはワードソフトです。つまり、文章を書くソフトですね。これは、書いた文章をPDF化できるソフトであれば、どんな物を利用しても問題ありません。

ちなみに私のパソコンはMacで、元々はワードソフトが入っていませんでした。なので、無料の『LibreOffice』というワードソフトを使っています。これで、今もこのブログ記事を書いていますし、情報商材を作る時もこのソフトで書いて、それをPDF化しています。

できれば、他のファイル形式と互換性のあるものを使った方がいいですね。誰かと一緒に情報商材を作成するときに、ファイル形式が合わせられないと文字化けしてしまうので。その分、私が使っている『LibreOffice』は、どんなファイル形式にも変換することができますのでオススメです。

. 音声ソフト

音声の情報商材を作成することも簡単です。基本的にパソコンで録音できる無料のソフトもたくさんあります。あるいは、スマートフォンの無料アプリで録音して、それを商材にすることもできます。

その場合、ノイズを除去したり、詰まった部分をカットしたりなど、簡単に編集できるソフトがあると便利です。

その私が使っている音声編集ソフトは、『Audacity』という、ネットで無料ダウンロードできるソフトです。これは、Windows用とMac用の両方がありますので、持っておいて損はありませんよ。

. 動画編集ソフト

最後には動画編集ソフトです。基本的に、動画はスマホで撮影した物でも問題ありません。

もしあなたがiPhoneを利用しているのなら、アプリのiMovieで編集することもできます。ちなみに私は、Macにデフォルトで入っているiMovieを使っていますので無料です。

Windowsの方は、無料で色々と出ていますので以下のサイトを参考にしてみてください。

動画編集がフリーでできるソフト10選【2017最新】

. 情報商材を作る4つのステップ

それでは、実際に情報商材を作るための4ステップをご紹介していきます。どういう流れで商材を作れば、売れて稼げる物を作ることができるのか解説していきます。

ステップ1:市場リサーチ

まず大前提として、情報商材を作ってビジネスをスタートするときには、自分が情熱の持てる、あるいは興味の強い市場に参入することは必須です。

なぜなら、自分の興味がない市場に関することだと、良い情報商材を作ることはできないからです。ですので、ここではあなたが既に自分の入りたい市場を決めている前提でお話していきます。

そうしたら最初に行うことは「市場のリサーチ」です。最低限チェックしたいポイントは以下のとおりです。

・どんなライバルがいるか?
・どんなコンセプトの情報商材が売れているか?
・過去にどんな商材が出ているか?
・業界や市場での現在のトレンドは?

この辺りをリサーチしておくだけで、どうすれば自分の商品を差別化できるか、どうすればライバル達よりも良い商材を作ればいいのかが分かります。

そして、これから情報商材を作るのであれば、「現在のトレンドに乗ることはできないか?」を考えるのが得策です。

分かりやすくダイエット市場で考えてみます。

例えば、現在のダイエット市場のトレンドが「飲むだけで痩せるサプリ」なのであれば、そのトレンドに沿って商材を作れないかを考えます。

あるいは、現在トレンドで流行っているものを『アンチテーゼ』にすることも可能です。つまり、「飲むだけじゃあ痩せないよ、彼らはお金稼ぎするために販売しているから」と、流行りを敵にして訴えかけることもできます。

ですので、これから商材を作るときには、最初に業界や市場の流れ、過去の売れた商材・コンセプトをリサーチしておくことは非常に重要なのです。

ステップ2:市場リサーチ

続いて、自分のターゲットをリサーチしていきます。

私が情報商材を作るときにリサーチとして使うのは、Amazonで自分の市場に関係する書籍のランキングやレビューをチェックします。

そうすることで、どんなコンセプトが人気があって、そしてどんな批判やレビューがあるのか、そのターゲットの生の声を把握することができます。

あとは、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などの掲示板などで、ターゲットの相談や悩みをピックアップしていきます。そういったリサーチで調べるべきポイントは以下のとおりです。

・現在、解決したい悩みや問題はなにか?
・そのことに対してどんな思い込みをしているか?
・解決した未来にどんな生活を望んでいるか?
・ターゲットの怒りやフラストレーションは?

この辺りを調べて、ノートに箇条書きでメモしていきます。そうすることで、ターゲット(つまり見込み客)の現実を理解することができ、どんな商品にすれば喜んでくれるかが分かります。

どんな悩みを抱え、どんな未来を望んでいるのか。これを理解し、そして満たしてあげる商材を作ることができれば、まず売れないということはありません。

こういった市場やターゲットのリサーチを、面倒臭がってやらない人が多いのですが、だからこそ、せっかく一生懸命に作っても売れないという失敗をするのです。

しかし、ちゃんと前段階でリサーチしておけば、自分本位ではなく、「売れる情報商材」を作れるようになります。

ステップ3:コンセプトメイキング

リサーチが終わったら、今度はコンセプトを考えていきます。情報商材の良いところは、中身が同じような商材だったとしても、コンセプトを変えるだけで丸っきり別物の商品にすることができます。

例えば、私は筋トレに関する情報商材を作りました。そのときには、ライバル達のリサーチをしたら、殆ど全てが「トレーニングジムでの筋トレ」に関する商材でした。

なので私は、『1日7分の自宅トレーニングで肉体改造』というコンセプトで商材を作りました。それを作ったのはもう2年近くも前になりますが、未だに毎月コンスタントに売れ続けています。

コンセプトを考えるときには、『1日7分の自宅トレーニングで肉体改造』というように、1つのシンプルなメッセージを明確化することです。

他にも、過去に私が作った情報商材のコンセプトは『自分の無限の可能性を解放する』、『売れるコピースキルを3ヶ月間でマスターする』などです。

このコンセプトが曖昧だと、ターゲットも「結局はなんの商品なの?」と不明瞭になってしまい、買わない決断をしてしまいます。つまり、売れないわけですね。

でも、単純明快でシンプルな『1つのメッセージ』を考えてコンセプトを決めると、それがどんな商品かが分かりやすく、そして他の類似商品との違いもすぐに分かるので、あなたの商材が売れるようになります。

このステップでのポイントは、『明確な1つのメッセージを作る』です。これはリサーチありきで可能になります。

ステップ4:コンテンツ制作

市場やターゲットのリサーチをして、そこから差別化をするコンセプトを決めたら、いよいよ実際に情報商材を作成していきます。

基本的に、コンテンツを作る場合は、それがどんな形式(PDF、音声、動画など)であれ、構成は全く同じです。ブログ記事もそうですが、何かのコンテンツを作るときには、必ず以下の構成(流れ)で作っていきます。

1:メリット
2:コンテンツ
3:アクション

この流れです。これは書籍などを参考にすると分かりやすいと思います。

書籍は、前書きで「この本がどんな物なのか」「どんなことをあなたに提供するのか」を説明していますよね。これは情報商材でも全く一緒です。

つまり、第1章や最初の段階では、「この商材はこういう物です」「こういう結果をあなたに約束するものです」という『商材のメリット』を説明します。

そうして、相手のモチベーションを高めたら次に、本題であるコンテンツ(価値のある内容・ハウトゥー)を解説していきます。具体的に何をするのか、の部分ですね。

そして、コンテンツを解説したあと最後に、「じゃあ今すぐには何から始めればいいのか」というアクションプランを提供してあげます。

この「メリット⇒コンテンツ⇒アクション」の流れで商材を構成すれば、購入者の満足度が最も高い商品にすることができます。

コンテンツだけでもダメです。ちゃんと最初に「このコンテンツを消化するとこんな未来が待っているよ」と相手のモチベーションを上げてあげないと、実践するモチベーションを出すことができません。

ですから、最初に相手のモチベーションを上げて、実際に行動して成果を出せるように作ることも、私たちインフォプレナーの役目になります。

まとめ

今回は情報商材の作り方について解説しましたが、インフォプレナーの使命は「相手を行動させること」、そして「結果を出させること」にあります。

だからこそ、「いかに相手を行動させられるか」が最も重要なのです。ほとんどの人は、「やれば結果が出る」と明確に分かっていることでも、なかなか行動を起こせない怠惰な生き物です。ですので、それをどうにかして行動させ、成果を出させるのが私たちの役目なのです。

その意味で、最後の「メリット⇒コンテンツ⇒アクション」の流れで商品を作れば、より多くの人の行動を促し、そして成果を出させやすくすることができます。

この「行動させる」ことに関しては、どうしてもコピーライティング力が必要になります。コピーライティングは、情報商材とは(というか、ビジネスをする上では)切っても切れない物ですので、ぜひこの機会に学んでおくことをお勧めします。

コピーライティングについては以下の記事を合わせて参考にしてください。

コピーライティング基礎講座【無料でスキル学習】

それでは今回は以上です。

西野之啓