『青年葛藤記』デリヘルトリップの章

 

本当にごめんなさい。

私は偽善者です。
本当に都合のいいクソ野郎です。

おそらく、あなたは私のことを嫌いになるかもしれません。ですが、嘘を付くのは嫌なので正直に自分のていたらくを白状させて下さい。

あなたはきっと、

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このとんだクソ偽善者めっ!

そう思うに違いありません。

なので先に謝っておきます。本当にごめんなさい。

いやもしかしたら、あなたはなぜ私がこんなに自分を卑下(ひげ)しているのか、疑問に思うかもしれません。

そう、それには大切な理由があります。

最近、私はメルマガやブログで食事のときの心構えや「習慣」について色んなお話をしてきました。ですが、これを書いている昨日、ついに…

デリヘルを呼んでしまいました。

そうです、男性なら1度は利用したことあるであろう、あのデリバリーヘルスです。

でもどうしてそんなことで謝っているのか、そこには非常に大切なものがあるのですが、コトの成り行きを順番に説明させてください。

というのも、これを書いている一昨日、私はゴールデンルールセミナーに参加して、そのまま私がやらせてもらっている『アドバンスクラブ』の勉強会をしました。

そして、そのまま代官山に移動して、オシャレなお店でクラブのみんなとバーベキューをしたんです。

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季節と夕暮れの時間帯が「神がかった」タイミングで行きました。感謝です。

で、そのときに雰囲気がとても良くて、普段はお酒を飲まないのですが、結構ビールを飲んでしまいました。その日は帰宅したのが0時くらいだったんですね。

そして外での緊張感が溶けたのか、帰宅してから頭が痛くなってきて、なかなか寝付けませんでした。

「オーマイガット…」

ですが、そのまま1時間だけ寝て、始発すら出ていない早朝に出発して羽田空港へ。はるばる四国の香川県に行きました。香川は1日だけの滞在でしたが、なんかメチャクチャ雰囲気が良いんですよ。

至る所に人工的ピラミッドだと言われている山がたくさんあって、植物が非常によく育っているんですよ。

そんで、やっぱり田んぼや畑が凄く多かったんですけど、立派な家が多いんですよ。昔ながらの瓦(かわら)で、門構えからしてメチャカッコイイです。ほんと、空気感を肌で感じて「ゾク」っとしたくらい、私はあそこの空気好きです。

そして香川県には、あの有名な金毘羅(こんぴら)さんが鎮座されていて、もちろんご挨拶に行ってきました。

行ったことある方なら分かると思いますが、金刀比羅宮って階段が785段あるんですよね。山の上にあるので。

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この日の香川県には、天照大神(あまてらすおおみかみ)さまが、私たちを燦々(さんさん)と照らしてくれていて、かなり暑かったです。

私の中での体感気温では30度をゆうに超えていて、山の階段を登っている時には汗ダラッダラ。結構、思っていたよりキツかったです…。

でも、その階段の両サイドにはズラ〜っとお店がたくさん並んでいて、彫刻や和菓子を売っていましたね。昔の風情が大好きな人は、ぜひ1度は行ったほうがいいですよ〜。私はあの感じ大好きです。まるでトリップした感じです。

普通にお店のおばちゃんたちは、首にタオル巻いて、足を椅子の上に投げ出して、うちわでホイホイ仰ぎながらさんまさんのテレビ見てましたからね。笑 素敵でしたよ。

でももうこの段階で、私の中ではグロッキーでした。ですが、次の日にはお昼から大阪の樟葉というところで大事な予定が入っていたので、その足で新幹線に飛び乗り、宿を取っている新大阪へ。

もう、この頃には、徹夜したときに決まって経験する「ナチュラルハイ」になっていました。つまり、眠気を通り越して、かなりテンションが上がって、ドーパミンが“ドックンドックン”出ている感じです。

そして、夜の21時頃にやっと新大阪の予約していた宿に到着。そこでふと自分が今日、何も食べていないことに気づきました。なので、一人でそのままホテルの中にある鉄板焼きを食べに行ってきたんです。

そうしたら、そこの鉄板焼きがとてもオシャレなところで、絶対にカップルで来るようなところなんですよ。間違っても、オラオラしている人が来れるような場所じゃないかんじ。サービスの質は、ヒルトンやマリオットのスタッフさんと同じクウォリティです。サービスもキメ細やかで空気も読む。

夜景も良い雰囲気を演出していて、マジで男性1人が来るようなところではありません。

しかも、私に料理を作ってくれていた桑原さんというシェフもとても良い人で、話が盛り上がって、非常に有意義な食事だったんですね。ですが…

その事件は突然発生しました。

そこでふと、

「あ、俺やっぱ独り身だったんだ…全然、ご無沙汰だなぁ…。」

と、忘れていた現実を思い出してしまいました。

そうしたらなんか、人肌がものすごく恋しくなってきて、心臓がバクバクしてきて、落ち着きを失ってきました。

そう。生理的な強い欲求が私を襲ってきたのです。そして段々、理性の機能が低下して、欲望優位で動物脳のおもむくまま…

気付いたら風俗サイトを開き、スマホを持つ親指が勝手に「ぽちぽち」と電話番号を打ち込み始めました。もうこの時点で、私の理性は宇宙の彼方。完全に眠っておられます。

そして、とうとう、、、

 

「トゥルルルルルル…」

デルヘル店:
「はい!お電話ありがとうございます〜
クラブバレ****大阪です」

西野:
「お忙しいところスミマセン、
いま新大阪駅のホテルにいるんですけど
今から30分以内に行ける子っていますか?」

デリヘル店:
「はい!えぇ〜、なにチャンと、
何チャンと、ナニちゃんと〜..

西野:
「なるほど、その中で特に
オススメの子っていますか?可愛くて、性格も良くて…」

(省略)

デリヘル店:
「あ、だったら絶対に“ありさちゃん”ですよ。
この子は間違いないです」

西野:
「なるほど〜(相手の空気を読む)、お兄さんならまたリピしたいと思えますか?」

デリヘル店:
「いや、もう絶対です。間違いないです。100%この子をオススメします。もし気に食わなかったらすぐに電話してください。わたし朝まで居ますので。」

西野:
「分かりました。そこまで言うなら行きましょう!お兄さんのお名前を伺ってもいいですか?」

デリヘル店:
「私ですか?私は山内と言います。」

西野:
「山内さん、了解しました。じゃあ〜、“ありさチャン”でお願いします」

山内さん:
「ありがとうございます!ではすぐにお伺いさせて頂きます。オプションはどうしますか?」

西野:
「いや、普通でいいです。笑」

デリヘル店:
「かしこまりました。では30分以内には伺います」

西野:
「よろしくお願いします」

プチッ。

・・・・・・・

…という感じで、ついに、、理性で押し殺していたデリヘルを頼んでしまいました。そうです、私は自分の短期的な欲望に負けてしまったのです。

人肌を求めてとかなんとか言い訳を後付けして、デリヘルを呼んでしまったのです…。

最近、私の発信に対してたくさんの方からメールの返信やお礼の言葉を頂いていて、

「西野さんのおかげで人生が変わりました」とか、
「西野さんの記事は自分の子供にも読めと言いました」とか、
「西野さんが仙人に見えてきました」とか、

そうやって、文章や直接、色んな方に声を掛けてもらっているんですね。それは素直に嬉しいですし、そこにやりがいすら感じています。私の言葉で誰かの役に立てるわけですから。

ですが…

そんな「西野さん」は昨日、おのれの欲望に負け、デリヘリを呼んでしまいました。

そう、仙人でもなんでもなく、私はそのへんにいる、ごく普通の人間です。

ですがこうやって、自分が普通の一般的な男性だと知っているからこそ、人一倍、自分の内面や人生と深く向き合っています。

今回のデリヘル事件のように、私も多くの人と同じような普通の男性です。

エネルギーが切れてしまうと、正しい判断を司る理性(大脳新皮質)の働きが鈍くなってきます。そして、感情敵な欲望を司る大脳辺縁系という、より脳の中心的な部位へと主導権がシフトします。

そうして、

「今日くらい…たまにくらいイイっしょ。こういうのも必要なんだ!」

とかなんとか言っちゃって、天才的に言い訳を考え出し、短期的欲望を正当化してしまいます。

私たちの頭の中には天使と悪魔がいて(細かく分けたらもっといるんですけど)、インサイドヘッドみたいに色んな考えが常に交差しています。その中でも特に強いのが、「生理的・短期的」快楽に即する考えです。

ですが、その多くの人は、短期的快楽ばかりを満たしてしまい、エネルギーをドブドブ消費して、何かに向かって歩むための活力がなくなっていきます。

だからこそ、エネルギーが上がるように、エネルギーを無駄遣いしないように、常に自分の心と向き合っていく必要があります。

とはいえ、これから先の人生、死ぬまで絶対に短期的快楽に勝ち続けることは不可能だと思います。

悟った人ではない限り…。

私はまだ、ふとしたときに理性が働かなくなるときが来ます。

でも、もしそうやって自分に負けてしまったときでも、引きずらないことが大切だと私は思っています。

「あぁ、また負けてしまった…」
「やっぱり自分はこうなんだ…」

そうやってズルズル引きずることで、さらに自分に自信がなくなってきて、全てに対してネガティブな人になります。

ですが、この前の「別人に生まれ変わってしまう人間の神秘…四次元の不思議」の記事でも書きましたが、私たちは毎日、生まれ変わっています。細胞も、サイクルによって新しく生まれ変わっています。

だから、たとえ欲動的な行動をしてしまったときでも、大切なのは引きずらないことです。

実際、私も今回のデリヘル事件は、もう引きずっていません。笑
反省はしていますけどね。

でもむしろ、今なら本当に呼んでよかったなぁと思っています。

もう昨日の自分は別人であり、今日の自分は新しく生まれ変わった自分です。なのでもう、ケロっとしています。

だからこそ、こうやってコンテンツのネタにして、理性より欲望を優先してしまった経験を『価値』に変えていってます。

そうすれば、自分の全ての経験が、なんでもコンテンツになってしまうというわけですね。

日常の、1分1秒ですよね、電車を乗っている時も、家族とテレビを見ているときでも、そしてスマホでネットサーフィンしているときでも、全ての経験・時間に学びがあって、その全ての時間に無駄なものなんてありません。

もちろん、デリヘルとか賛否両論あるだろうし、こういう話が嫌いな人はいると思いますけど、でもこれが私の生きている「現実」です。隠すことはできません、私はバカ正直者です。

前から私の記事を読んでくれている人ならご存知だと思いますが、一番良いのは『常に自分は成長している』そう思うことです。

『毎日、必ず昨日より1ミリでも進化する』その心意気です。

そう思うことで、自分の全ての経験が、ビジネスになっていきます。

同じ出来事でも、見る角度を少しズラすだけで、意味が丸っきり変わってしまいます。

おそらく、今までの私なら

「あぁ、また自分に負けたよ…やっぱり自分はダメなんだ。。」

そうやって引きずっていたことでしょう。

ですが今の私はデリヘルを呼んだことで、

「また大事なことを学ぶことができた」
「成長する良い経験ができた」
「コンテンツのネタになった」

そう思えるようになりました。

しかも実際に、私の話し相手になってくれた“ありさチャン”は、メチャクチャ良い子だったんですよ。

もちろん、見た目も綺麗だし、スタイルも抜群だし、何もかも…

最高だったのですが、そういうところではなくて、何よりも中身が素晴らしい子だったんです。

だから、その子と話しているのが凄く楽しかったし、時間もあっという間で、彼女は私に色んな学びを与えてくれました。

例えば、、

「今まで私はトガっていて、“なんでお客さんのためにいちいち化粧なんてしなくちゃいけないわけ?”って思ってたんです。

でも今は、体だけじゃなくて心の中から元気になってもらえるように、一生懸命に明るく丁寧にお仕事するようになりました。

だから、“元気が出たよ”って言ってくれるだけで私は嬉しいし、確かにこのお仕事は凄く疲れるけど、嫌な疲れ方ではなく、いい疲れなんです。」

と明かしてくれました。

確かに、本当に丁寧なんですよ。エゴを決して、相手の空気を呼んで、一瞬で相手に合わせて考えていることを読み取る頭のいい子でした。

その言葉を聞いたとき、私は「なんて素晴らしい子なんだ。まるで天使だ…」そう思いました。笑。
あ、もちろん大丈夫です、恋はあと2〜3年はいらないですかね、今のところは。

「独り身」なら、独り身の強みがありますしね。もっともっと勉強できるし、家族がいる人にはできないこともあります。だから、今は結婚とか彼女とか、考えてないですね〜。あ、「聞いてない」のにスミマセン…笑

でも本当に、いま自分が置かれている状況を客観的に見てみて、それを強みに変えていくことは大切ですよね。私の刺青もそうです。隠すこともできますし、それを逆に『活かす』こともできます。

と、話をデリ事件に戻しますが、可愛い子ってだいたい、サービスが悪かったり、愛想が悪かったり、そういう部分が必ずあるんですよ。

でも昨日の子は、デルヘルという自分の仕事の中にも、ちゃんと誇りを持っていて、真摯に取り組んでいたんです。

下手にその辺の居酒屋さんの店員よりも、はるかに素晴らしい接客です。

だから余計に今回、私はデリヘルを呼んでよかったな、そう思えました。

「ありさチャン、本当にありがと〜う!」とか叫んでみる。笑

よく、世間一般の常識だと、キャバクラや風俗、デリヘルとかの仕事って、「汚い」とか「そんな仕事やる奴なんてクソだ」みたいな、そういう認識がされてると思うんですよね。

あなたの周りの人もそういう偏見を持っている方はいませんか?

でも、その中でもちゃんと自分の仕事に向き合って、「お客さんに喜んでもらいたい」「心から元気になって欲しい」そうやって取り組んでいる子もいるんですよね。

私も昔、ずっと風俗業界に居たので分かるのですが、確かにそういう仕事をする人たちって、それぞれ色んな事情があって、お金のために仕方なくやっていることがほとんどです。

もちろん、100人に1人くらいは、お金目的ではなくてそういう性的行為が好きでやっている子もいます。

ですが、ほぼ99.%の風俗の子は、やりたくはないけど「お金を稼ぐために」と、ある意味で勇気を振り絞って、やりたくもない仕事をしています。

ですがその中でも、ありさチャンみたいになんとかその中からやりがいを見つけて、真剣に取り組んでいる子もいます。

これは私たちにも全く同じことが言えますよね。

いくら自分がやりたい事、好きな仕事だからと言っても、その中にも必ず「やりたくない事」ってあるはずなんです。

あるいは、生活のためだとか、お金のために仕方なく今の仕事をしている人もいるでしょう。

ですがそれでも、その中からやりがいを見つけて、自分の仕事に誇りを持って取り組むべきだと思うんです。

人生でもそう。

普通に生きていたら、嫌な事、やりたくない事なんて腐るほど出てきます。

それでも、投げやりにするんじゃなくて、その中から楽しさとか、やりがいとか、誇りとか、学び、生きがいを見つけて、1日1日を真剣に向き合っていくことが、より良い人生にするために大事なことだと思うんですよね。

だからもし、これから先、自分が辛い時期に差し掛かったり、やりたくない仕事に付いていたとしても、投げやりにするんじゃなくて、その中から『大切なこと』を学ぶ姿勢を持っていったら、それが必ずのちに大きな実りになって返ってきます。

私がそうでしたから。

なので、自分を馬鹿にしてくるヤツがいたり、嫌な事があったり、辛いことに出くわしたとしても、サジを投げず、そこから色んな学びを得て、成長していきましょう。

痛みを知っている人だけが大切なことに気付けるのですから。

…ということで、他にもたくさんお話ししたいことはありますが、もうそろ品川駅に到着するので、この辺で“おいたま”しようと思います。

今日の記事はちょっとゲスい話も入ってしまったことを、大目に見てやってください。ありがとうございます。

それではまた『青年葛藤記』書きます。

本日もありがとうございました。

西野ゆきひろ

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Webセールスライター

 

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