リアルなメモリーへ

ようこそ!

突然ですが、

あなたは木製バットで人の頭部を強打すると
どうなると思いますか?

「西野さん!いきなり何なんですか、この野蛮人!」

と思われたかもしれません。

ですが安心してください。

そう簡単には人は死にません。

と、なぜ私がいきなりこんな話をしているのか
順を追って説明していきたいと思います。

。。。

私は16歳のころ、地元の仲間たちと
カラーギャングとして活動していました。

カラーギャングとは、仲間たちと同じ
シンボルカラーのバンダナを身に付けている集団です。

私たちの地元では、先輩たちが関東圏内でも
名の通ったギャングでした。

その影響もあり、私たちはタメ(同級生)だけで
赤色のカラーギャングを結成して粋がっていたのです。

「カラーギャングって普段何するの?」

なんて質問を良くされていたのですが、
特にこれといって特別なことはしません。

ただ、毎日仲間たちと集まって
公園でマリファナを吸ったりバイクを乗り回したり

たむろしてダベったりという日々です。

そんなある日のこと。

私たちのシマで、
許可なくギャングチームが結成されたという
風の噂が耳に入りました。

しかもなんと、青いギャングだというのです。

これはもう許されざる行為です。

ご存知ない方に説明すると、
ギャングの本場アメリカには二大ギャングがいます。

クリップス(青色)とブラッズ(赤色)です。

両者は、シマを巡る争いなどにより
昔から敵対勢力として存在していました。

つまり、赤の中に青が混じっていたら
そいつは『敵』だということです。

そういったギャングルールの背景があり、
私たちのシマで青いバンダナを身に付けているだけで
そいつは喧嘩を売っていることになります。

それを理解しているうえで、
青いバンダナを巻いたギャングが私たちのシマ内で
ヤンチャをしはじめたのです。

もちろん、私たちは面白くありません。

最初は直接会わずに、
小競り合いが続いていたのですが..

ついにある日、事件は起きました。

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